< 爽健美茶に負けるのですか >
泉から溢れ出る貴女の音だと、 そう想っていたけれど。
其の位置よりも、 音源は少しだけ上に在った。
貴女の奥底に衝撃を残そうと、 何度も揺れる度に。
器の水がたぷたぷと揺すられる様な、 妙な音が耳に届いた。
種を明かせば。
「音がしてるよ?」 「お茶飲み過ぎた?」
「お腹張ってる・・・」
貴女の腹部に水が入って居た、 ただ其れだけの事には違いないけれど。
腹の張りが強過ぎて、 俺の衝撃が、 何時もの様に貴女に残らない。
翌日。 お互いが離れた後に。
「お腹の張りが無くなった今朝。」 「私の右腹部に小坊主を感じました♪」
そう報告を認めて来た貴女に。
もう少しだけ。
色気が有っても良いのでは無いかと、 俺は想うんだ。
せめて貴女と貪り合う時は、 色気に塗れても良いと。
俺はそう想うんだ。
---------- References May.10 2002, 「想いの先は届いていましたか」 |
2003年06月30日(月)
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