雲間の朝日に想うこと


< 色気の無い味気でしょうか >


想いは本来、
核の領域のみで構成され。

其処に、
何の条件も制約も、
無い筈なのに。




何故に。


一定の条件が整った上で、
初めて。

想いは、
成立するのだろう。








最低限、
生命維持の為の存在しか、
存在し得ない、
其処に。

著しく、
似つかわしく無い香りが、
漂い始める。






















中学校の体育館の、
暗闇の中。

避難所で、
徐に開いた箱。


配給された乾麺麭の、
其の傍らで。






 「こんな時にこんな所で悪いんだけれど。」
 「此れ。」


 「腹の足しにはなるよ。」
 「洋酒入り?」
 「じゃぁ小坊主は酔うから駄目だね。」


一月前の、
其の御礼の洋菓子が。

非常食へ、
姿を変えた。




















純粋な想いには。

如何して、
想い以外の物が必須なのかな。





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References
 Mar.12 2011, 「任務が優先でしょうか」
 Mar.11 2011, 「浮かんだ命が真実でしょうか」







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2011年03月14日(月)


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History
2007年03月14日(水) 尻尾が見えて居たのでしょうか
2006年03月14日(火) 埋まらぬ溝を暗示するのでしょうか
2005年03月14日(月) 無言は想いに成り得ぬでしょうか
2004年03月14日(日) 必要の無い格好良さでしょうか
2002年03月14日(木) 挑んでも良いですか
2001年03月14日(水) もう少し待ってみますか





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小坊主
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