雲間の朝日に想うこと


< 対象者だから分かるのでしょうか >


自身に在る絶対基準と、
他者との関係性で生じる相対基準。

両輪が相互作用をする事で、
其の時々の閾値は変化する物だから。


例え、
同一の問いだとしても。

自身の立ち位置を変えれば、
答えは変わる。












確かに。



範とされる順序は在って。


想いを重ね進んだ歩みが、
結果的に、
其の順序に沿う事は。

豊かな幸をもたらす事が、
多いけれど。




加えて。



其れは、
決して必要条件でも本質でも無く。

順序の維持が想いを妨げるのなら、
寧ろ捨て去って終えば良いのだけれど。














それが。

他者へ向かう想いだと認識した上で。
同じ答えを返しただろうか。


きっと、
否だ。


























 「順序間違えてても。」
 「好きになってもらえる可能性ってあると思いますか?」


隧道の彼方からの問いに。


 「馬鹿言うな。」
 「順番なんてどーでも良い事だろ。」


身体が先だろうと言葉が先だろうと、
構う物かと。

都合良く応えた後で。










其の想いの先が、
俺には向いて居ない事へ。

ようやっと、
気付く。






















俺も其の対象者に成り得る立場だと、
良く理解して。


敢えて、
聞いて来るんだろうな。


きっと。






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2009年06月29日(月)


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