別段、 拘りを有する程の規模では、 無い筈だけれど。
何故に。
毎年、 其の日を待ち望み、 気に掛けるのだろうか。
個が、 複と成り。
互いの想いを、 重ね逢わせ始めた頃の、 其の礎は。
想像以上に。
互いの想いを支える、 強固な、 岩盤なのかも知れない。
初めて。
姫と、 出歩いた場所。
きっと。
真の意味での、 互いの一歩目は。
其処に在る。
娘の、 御迎えの合図の文と、 共に。
「残念だけれどお祭りは無しだね。」
姫から。
雨足が、 そして落胆が、 強まった事を知らされた。
今夜も。
今年も。
記念の夏祭りに、 手が、 届かない。
---------- References Jul.21 2006, 「捨てられる想い出でしょうか」 Jul.17 2005, 「譲る気も無い日付でしょうか」 Jul.20 2004, 「必要な時に居ない雄でしょうか」 Jun.19 2004, 「今日は記憶に値する記念日ですか」
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