雲間の朝日に想うこと


< 何を持参して来るのでしょうか >


忘れるのだろうか。


飽く迄、
過ぎ去った出来事で。

何事も無く、
消え失せたのだろうか。








其れとも、
忘れては居ないのだろうか。


記憶として、
其れを刻み込んだからこそ。

一歩一歩、
間合いを詰めて来るのだろうか。








忘れた振りだろうか。


静かに、
触れずに置いて。

様子見を、
決め込んで居るのだろうか。








或いは、
意思の固まりだろうか。


丁寧に、
想いに包み込んで。

何らかの望みを、
持参して来るのだろうか。














口火を切り、
一つ、
踏み込んだのは。

確かに、
俺だから。




もう一歩、
踏み込む舵も。

其の儘、
委ねられて居るのだろう。














 「金曜日に泊まって、次の日移動します。」
 「相手してもらえる?」



一月後。

君が初めて、
俺の住む街に来る。





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References
 May.21 2005, 「何故に今だったのでしょうか」


2005年07月20日(水)


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History
2004年07月20日(火) 必要な時に居ない雄でしょうか





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