雲間の朝日に想うこと


< 基礎に勝る想いでしょうか >


順を追い、
隙間を埋め。

一つ、
一つ、
積み重ねる事でこそ。


堅固な石垣が、
築かれるのだけれど。




基礎を固めぬ儘、
形ばかりの塀を築いた後に。



果たして。

強固な石垣を、
積み上げられるのだろうか。













順を追わずに、
歩む事で。

順序だった想い以上に、
亀裂は、
生じるのだけれど。






丁寧に、
丁寧に、
想いで補修して。

後付けの役を、
整えれば。


順序に勝る、
堅牢な石垣を、
此の手に出来るのかも知れない。

















狂わざるを得なかった、
其の順序を。

互い違いに成りながら、
一揃い、
整えた事に。


安堵する。













 「初めまして。」
 「ご挨拶が遅くなりまして・・・。」

 「遠いところをよくおいでに。」
 「こちらこそ大変失礼をいたしまして・・・。」



ようやっと。

母と義母が、
面と向かって言葉を交わした。



拍子抜けする程、
あっさりと。






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2007年05月26日(土)


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2005年05月26日(木) 残酷な矛盾でしょうか
2004年05月26日(水) 本当に寄り添うための刻ですか
2003年05月26日(月) 無事なら良いと想えないのか
2002年05月26日(日) 無駄な抵抗は止めませんか





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