事の、 自身に対する軽重を、 量る事は。
格段に、 高度な事だから。
恐らく、 其の身は。
自身に頻発する事柄を、 重視し。
早急に、 備えて行くのだ。
其れ故に。
其れ等、 吐露された言葉の数々は。
其の身に、 日々起こり在る環境要因を。
如実に、 反映するに違いない。
父を意味する言葉でも無く。
挨拶を意味する言葉でも無く。
毎晩。
「任天堂♪」
覚えたての、 装置の起動時に流れる、 無機質な電子音を。
言い残して。
娘は。
姫と共に、 寝室へ向かう。
多分俺は。
然程、 重要な存在で無いんだろうな。
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