意識を向け、 注視する方向は。
何時でも、 自身の外に存在する対象だと、 勘違いし勝ちだけれど。
実際は。
自身の、 内側に注意を向けて。
外と、 内とを、 見比べて居るに過ぎないのだ。
其れ故に。
例え、 同一の対象へ、 視線を向けたとしても。
互いに映る、 其の、 対象は。
似て、 非なる物なのだろうか。
一つ、 一つ、 噛み逢う様に見えて。
一つ、 一つ。
微妙に、 ずれを生じて居る事に、 気付く。
「誕生日おめでと!」 「今年はちゃんと乾杯出来たの?」
「ありがと!」 「一緒に杜に行った友達と乾杯したよ!」
飽く迄、 ちゃんと乾杯は。
昨年は、 出来なかったと言った相手との、 乾杯の意味で。
飽く迄、 一緒に杜に行ったは。
花見の彼女が、 友に付き添われて、 俺に逢いに来たと言う意味で。
俺には、 記録されて在るんだよ。
---------- References Sep.20 2004, 「中身も備えた誘いでしょうか」 Mar.31 2007, 「強い意識が在ったのでしょうか」 Apr.14 2005, 「手抜き工事の支柱では無いですか」
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