注がれる想いに、 どの程度、 鋭敏に応答するのか。
或いは。
想いが、 如何なる速度で、 減衰し消失し行くのか。
互いの描く曲線は。
想いの、 柔軟性に沿って。
否応無しに、 漸近線へと近づくのだろうか。
其れとも。
注ぐ想いの、 時間量や、 其の密度を以て。
勾配や、 半減期を、 偏位させる事が出来るのだろうか。
想いの柔軟性が、 堅く、 鈍で在る程に。
積み重ね続ける限り、 想いの嵩は、 必ず、 閾値を超え。
高められた想いは、 半ば強情に、 其の高度を保ち続けるのかも知れない。
「自分の感情に気付くのが遅いの。」 「にぶい?(笑)」
無意識に、 相手の名を呼んだ後でも。
尚、 自身の想いに、 半信半疑で在る人故に。
気付いた後の、 其の想いは。
強靱で、 深く根付いた想いなのか。
「二年間…もっとかな?」 「こんなに時間をかけたから。」 「こんなに好きになれたんだと想う。」
坂の街の人から届く、 其の声で。
初めて、 其の頃から、 想いが積み重ねられて居た事に、 気付く。
---------- References Feb.28 2007, 「何時か俺も消えるのでしょうか」 Feb.26 2007, 「最初の本音でしょうか」 Dec.28 2006, 「何が起きて居るのでしょうか」
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