雲間の朝日に想うこと


< 想う儘に届くでしょうか >


想いを贈り、
想いを受容する。


矢の起点と終点に、
想いが在って、
初めて。


想いは成立する筈なのに。




時に想いは。


決して、
贈り手の想い如何に因らず。

其の、
受け手の振る舞いのみで、
定められて終う。






其れ故に。




何れ程、
想いを宿して放とうと。

受け手に、
捕らわれる事無く、
朽ち果て。


想いなど、
殆ど込めぬ振る舞いを、
受容し。

感謝の想いが、
此の手に、
孵り戻るのだ。















娘の、
満面の笑みに。

ふと、
眉を曇らせた。















 「こんばんは。」

 「あー。」
 「うー。」


画面から届く挨拶が、
自身に向けられた想いなのだと。

嬉々として、
必死に返事する、
娘は。






贈り続けても、
届かぬ想いが在る事を。


何時、
理解し始めるんだろうな。






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2007年03月18日(日)


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2006年03月18日(土) 図星だった故なのでしょうか
2004年03月18日(木) 護れぬ約束でしたか
2002年03月18日(月) 冗談だと言い切りますか
2001年03月18日(日) 想いの強さが問題なのか





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