想いを以てすれば、 人は、 変われるのだろうか。
其れとも。
人の核は、 如何なる差配も受ける事無く、 在り続けるのだろうか。
時に人は。
想いに支えられ、 飛躍的な変化を遂げて。
時に人は。
想い如何では揺らがぬ核に、 其の絆を、 断ち切られるのだけれど。
何れにせよ。
其の大半は、 一方向のみに向きを有する、 想いで、 為されようとするのかも知れない。
「この先を。」 「小坊主はどう考えてるの?」
生じる不安を、 然りげ無く、 互いの描く未来に置き換え。
問い掛ける姫に。
「俺が。」 「今迄と変わった所、在る?」
俺自身の、 成長と言う変化で。
一つ、 先への答えを孵す。
互いの想いと。
其の想いを感知する、 想いと。
双方向の、 確固たる想いが在れば。
きっと。
自身の核を失う事無しに、 人は、 変われるんだ。
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