雲間の朝日に想うこと


< 責めた事が在ったでしょうか >


互いの間に定めた、
規範を、
犯して終ったとしても。


其の、
相手の失策を、
そっと陰から補完する事も。

至極当然だ。







けれども。


其処に、
双方向の想いが無ければ。


結局は、
成立しない。





然もなくば。



何方の手段を、
用いたとしても。


気付きと、
注意の喚起は、
自身への断罪と受け取られ。

そして、
失策は非難されたと、
感知されるのだ。















 「私はちゃんとやってます。」


俺の言葉を、
非難と断罪としか受け取らず。

頑なに、
正当性のみを主張する姫は。




遂に。

毎夜の乾杯の瞬間をも、
俺から奪った。















唯一、
互いを労う習慣を。

俺に許されて居た筈の、
癒しの時を。






↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2006年12月14日(木)


----------
History
2005年12月14日(水) 握った手を離せるのですか
2004年12月14日(火) 少しだけ猶予期間を創りますか
2003年12月14日(日) 静かにしみ入る想いですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL