雲間の朝日に想うこと


< 唯一の堤足り得ましたか >


其の嵩に、
個々の差は在れど。

一つの個体で支えられる、
重みには、
限界が在るから。



自身の秘を。

時に、
他者へと預けるのだけれど。






信頼。
距離。
想い。



自身の秘を、
委ねる事が可能な条件には。

数多在る要素の、
果たして、
何が重視されるのだろうか。












恐らくは。

家族にも、
友人にも、
漏らさぬ秘が。



唯一、
此の手に在ったのかも知れない。




















其の秘が。

其の、
身体の異変が。


悪しき物では無いとの、
検査結果に。



 「秘かに泣いてたんだ。」
 「独りで。」
 「お風呂で。」



抑え切れずに放たれた、
日々の、
其の残骸。














 「良かった。」
 「本当は泣きそうだったんだ。」



ひた隠しにして居た筈の、
秘の重さを。

俺は、
零して終った。





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References
 Jan.04 2006, 「警戒して居る筈では無いのですか」







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2006年10月19日(木)


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2005年10月19日(水) 誰が否定をしたのでしょうか
2004年10月19日(火) 記憶は捨てる物だったでしょうか
2003年10月19日(日) 過去って何者なのですか
2002年10月19日(土) 柔らかかったですか





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