恐らくは。
自身の感覚と、 一致した言葉だから。
其の、 強化された正当性を元に。
強い意思表示を、 伝えて居るだけなのだろう。
けれども。
抑も、 伝えられた相手は。
其の正当性など、 始めから、 十二分に理解して居るのだ。
画面から届く其の意見は、 正当で無いと。
微塵たりとも、 口にした事は無いのに。
仕事であれば、 呑みに行く事が許される。
雄の、 仕事と言う言い訳に、 応じて。
家事を生業とする存在が。
仕事と言う言い訳で、 外には、 呑みに行けぬのか。
画面から届く、 其の、 一つの強い意見に。
「良い事言うよね!」 「私も最近遊んでないんだけれど!」
姫は、 激しい口調で、 同意した。
同じだろ?
俺が今、 仕事絡みの宴を。
何れ程、 断って居るか。
知らないとは言わせない。 |