雲間の朝日に想うこと


< 其の画は望める画でしょうか >


丁寧に、
丁寧に、
想いを贈り。

深く、
深く、
互いに侵食する事で。




未だ、
自身には魅せぬ、
其の姿を。

初めて、
得られるのだけれど。





一方で。

未だに魅せぬ、
其の姿は。



決して、
手の届かぬ領域の存在を、
時に、
暗示する。















藍の浴衣。

短い髪。




自身の知らぬ其の姿を、
何時か、
眼前に獲りたいと。

其の時を、
想い浮かべながら。









其の、
笑顔の先や。

背景の、
門扉の内には。


決して踏み込めぬのだと。

想いと、
嫉妬を、
飲み込んだ。














丘の上の人から贈られた、
母と、
息子の姿と。




 「もっと早くに。」
 「声掛けてくれれば良かったのに。」


そして、
初めて逢った時の、
其の言葉が。











交互に木霊する。





----------
References
 Aug.02 2006, 「何方が非ずに相当するのですか」
 Mar.10 2006, 「一歩目は何処に在るのでしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2006年08月17日(木)


----------
History
2005年08月17日(水) 高次の想いは不要なのでしょうか
2004年08月17日(火) 呪縛は薄れ掛けて居ますか
2003年08月17日(日) 時が奪って行きませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL