雲間の朝日に想うこと


< 呪縛は薄れ掛けて居ますか >


感謝の言葉など。

抑も、
自己を満足させる為の、
言葉かも知れない。





自身の、
相手を想う気持ちに、
余裕が、
無くなったからこそ。


二人の間に、
歪みが蓄積され。

相手に、
愛想を尽かされた。



其処に、
謝罪や感謝や後悔を加えた所で。

其の事実には、
何の変化も起きないのだから。











其れよりも。



自身の想いが不足した結果を、
見つめ続け、
想い続ける事にこそ。


痛みや、
想いの意味を。

否応無しに考えさせる、
力が在るのだから。







未だ俺は、
感謝を伝えられないけれど。

もう俺は、
言葉を伝える事すら、
許して貰えぬかも知れないけれど。




事を完結せずに、
自身の想いへ、
留め置き続ける事が。


きっと、
俺に課せられた課題で。


進めないのは、
俺だけだとしても。

其れは、
俺が甘受すべきなのだ。


















唯一、
其の様子を手に入れられる、
あの人の所で。

踊る、
貴女の文字。


 「キレイになったねって言われたよ。」
 「その内、良い報告が出来るかも。」














其れで良いと、
眼を閉じ、
想いを贈りつつ。






 「友達とかから。」
 「綺麗になったって、言われる?」


魅入られる様に、
姫に問い掛け。

不信感を、
献上して仕舞うのだ。





----------
References
 Jul.29 2004, 「残した想いが在るからでしょうか」
 Jun.12 2004, 「感傷すら誤るのでしょうか」


2004年08月17日(火)


----------
History
2003年08月17日(日) 時が奪って行きませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL