出逢いの、 其の切っ掛けに相当する、 出来事に。
感謝の想いを、 持続し続ける事は。
確かに。
大切な事に、 違いないかも知れないけれど。
出逢いの、 其の切っ掛けが。
決して、 想い溢れる様な出来事では無く。
まるで、 喜劇の様な、 滑稽な切っ掛けだとしても。
其の滑稽さを、 抱え続けて。
想い続けねば為らぬのだろうか。
互いの。
其の、 初心が。
誇り在る想いでは、 無いのだと。
皮肉にも。
毎年、 確認し続けるのだ。
「ちゃんとイタリアを応援してよ!」
「何故だよ。」
「イタリアが勝ったから。」 「その勢いで逢う約束したんだよ?」
姫の、 誘いの電話が届いてから。
「ちゃんとトッティを応援してよ!」
「何故だよ。」
「イタリアが韓国に負けたから。」 「だからショックで小坊主に乗られたんだよ?」
姫と始まった、 彼の夜から。
四年目の夜が来る。
---------- References Jun.19 2005, 「時のみが知る応えでしょうか」 Jun.19 2004, 「今日は記憶に値する記念日ですか」
|