雲間の朝日に想うこと


< 逃げているだけじゃないですか >


俺とお前が出逢った空間は、
遊びと嘘と虚構に満ちた空間だった。

けれども・・・

俺とお前の出逢いが、
その意識を簡単に打ち崩した。


お前は衝撃を受けた。
虚構の中に現実の恋愛があった。

お前は混乱した。
この空間にある物が真実か否か、
区別が付けられなくなった。



ましてや遠距離恋愛。
見えない分大きくなる不安感・・・
見えない分大きくなる不信感・・・



お前が選んだ最終的な解決方法は、
この空間を見ない事。

見なければ嫌な想いをしなくてすむ・・・

逃げの匂いを感じつつ、
俺に止める力は無い。




こうして・・・

俺とお前が出逢った場所は、
お互いによって破壊され、
もう永遠に帰って来ない。

例え戻って来たとしても、
それは同じ物ではなく、
新たに作られた人口の建造物。



出逢った日よりも・・・
告白した日よりも・・・
やっと逢えた日よりも・・・

一番記憶に残る日になりそうな気がする。


2001年06月18日(月)


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