本来ならば。
想いの多寡が、 其処に、 反映される筈で。
其れ故に。
想いを表する、 一文字と、 想いの対象を表する、 一文字と。
其の、 二文字を含むのだけれど。
内実は。
想いの多寡より。
飽く迄、 都合が、 優先されるのかも知れない。
確かに。
感謝の想いを、 胸に抱きながらも。
其処に、 懐疑的な不純物が含まれる事も。
決して、 否定出来ぬのだ。
「はい。」 「愛・妻・弁当♪」
態とらしく。
始めの二文字を、 強調しながら。
姫は。
「小坊主で。」 「実験してるんだよ♪」
数年後に必要に成る、 娘の弁当作りを。
俺で、 練習し始めた。
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