友人としての関係と、 家族としての関係が。
同様の想いの上で成り立つとは、 言えないけれど。
少なくとも。
未知に対する、 不安や、 恐怖を、 誘発する必要は無いから。
更には。
其の相手への、 理解が、 或る程度育って居るのだから。
枠の内側に、 招き入れる相手を。
或いは、 其の相手に付随する、 家族を。
案外すんなりと、 受け容れる事が出来るかも知れない。
相当量の、 安心感と共に。
けれども。
自身の、 目に届く欠片を組み合わせて、 創り上げた世界は。
飽く迄、 安全の極致で。
外敵を避けると言う本能のみで、 構成された、 発展の無い世界かも知れない。
「母同士は鎌倉散策に行ったんだって。」 「嫁姑問題はなさそうね(笑)」
「そうかもな。」 「何かと口五月蠅そうだけれど(笑)」
俺や、 君の周囲に。
創られた世界観が、 一つ増えた。
---------- References May.30 2005, 「要らぬ隠し味だったでしょうか」 |