雲間の朝日に想うこと


< 本音の代弁者でしょうか >


唇と、
唇が、
触れ逢う其の寸前に。


自身に、
走る電気の様に。

痛みが、
走るのだろうか。







歓喜の、
踊りでは無くて。

物理的な、
感電でも無いと。



そう、
主張するならば。




其の痛みは。

確かに、
拒絶の意思かも知れないけれど。










自身の、
嫉妬の想いよりも。

自身の宿る、
宿り木の想いを。



飽く迄、
優先する筈なのに。












 「止めてって言ってるよ!」


 「違う。」
 「嬉しい嬉しいって言ってるんだ。」


 「違うよ。」
 「だって『ぼんっ!』って、一回だけ蹴るんだよ?」


 「・・・。」








口付けの寸前に、
姫は、
顔を歪めて。


蹴られた苦痛に、
悶絶する。











姫の内の子は、
妬いて居るのだろうか。


其れとも。

姫自身の拒絶の意思を、
代わりに、
表現して居るのかな。





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References
 Oct.03 2005, 「初めまして故に一瞬なのですか」
 Sep.28 2005, 「印象が変化しては居ないでしょうか」
 Aug.12 2005, 「胎児が言わせる言葉でしょうか」


2005年10月23日(日)


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History
2004年10月23日(土) 欲望預金が満期に成りましたか
2002年10月23日(水) 脅威を感じているのか
2001年10月23日(火) 終わりの予感がありましたか





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