例えば、 鎹の存在を理由として。
二人が、 条件的な結び付きを、 強めるならば。
疾さを優先して。
只、 機械的に、 進めば良いのだ。
更には。
其れを阻む、 理由も、 存在も、 無かったのだから。
速やかに、 事を進める事は。
容易だったのだ。
其れでも。
迫る期限に怯えながら。
踏み込まず、 留まり、 想いを交わした行為が。
如何なる理由に基づくか。
少しは、 想い描いてくれぬのだろうか。
「小坊主にとって結婚の意味って何?」 「子供ができたから結婚するの?」
何の為に。
此れ迄、 時を削り。
今、 時に追われて居るのか。
寄り添う、 無邪気な対象を。
時々、 恨めしく想う。
---------- References Oct.20 2005, 「互いを観て居ないだけでしょうか」 |