様々な場面で、 想いを、 注ぎ続ける事は。
備わる容器の、 大きさを、 証明するけれど。
容器の大きさに、 比例して。
想いを注がれる、 対象も、 増加するのだ。
其れ故に。
注がれる想いの、 其の質が。
圧倒的に、 異なって居ても。
注がれる想いの、 優先順位が。
確固たる物でも。
自身に、 注がれぬ想いが。
自身の知らぬ、 想いが。
数多く存在する事に。
不安感や、 危機感を、 抱いて了うのだろうか。
姫との時間を、 蔑ろにした事も。
姫への想いを、 後回しにした事も。
一度も無いのに。
「どうして他の人のために一生懸命なの?」
姫に伝播せぬ、 俺の、 注いだ想いを。
「俺は何時も姫に一生懸命なんだけどなぁ。」
不平不満の類で、 俺は、 言葉にして終った。
幾ら、 言葉で伝えても。
効果は、 一時的で。
姫の壁の内には、 貫入出来やしないのに。 |