雲間の朝日に想うこと


< 何故に針を向けたのですか >


其の針は、
絶えず振動し続け。

何時でも、
同じ位置を示し続ける事は、
無いのだけれど。


其の針には。

大きく振れる瞬間が、
確かに在る。







其れ故に。



針に備わる、
膨大な受容体を。

一つ、
一つ、
探り当て。



刺激を、
贈り続ける筈なのに。








其れでも。



何の刺激が、
大きく、
波を起こしたかなど。


皆目、
検討が付かないのだ。














想いは。

何に応じて、
動いたのだろう。



何処が不足し、
何が、
其れを埋め合わせたのだろう。





 「何かが昨日吹っ切れたみたい。」


其の、
姫の文字からは。

日付意外、
何も、
見出せない。










あやふやな、
雰囲気の儘で。



 「結論じゃないけど・・・」
 「入籍の事前向きに考えようと思う。」



少しだけ、
姫の針が俺に向いた。


2005年08月30日(火)


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2004年08月30日(月) 自分は正しいのでしょうか
2003年08月30日(土) 沈黙に勝る物が有るのでしょうか
2002年08月30日(金) また一つ支えが増えましたか





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