人と人との縁を紡ぐ。
時の流れと言う、 不可思議な要素が織り成す、 奇跡。
人と人との想いを繋ぐ。
時の流れと言う、 不可思議な要素が増やして行く、 想いの強さ。
出逢いや別離の横に。 相性や想いの強さの脇に。
「タイミング」や「偶然」と呼ばれる何者かが、 そっと控えて座って居るから。
「小坊主って。」 「タイミング良い時に電話くれるよね♪」
朝方の電話に、 弾んで返って来る貴女の言葉。
嬉しさの余り、 半分泣き始めた貴女。
俺から電話が届く時は、 必ず貴女が、 俺を深く想って居る時だと。
貴女はそう言ったけれど。
「何時でも俺の事考えてるから。」 「何時電話しても良いタイミングなんじゃ無いのか?」
幻想を引き裂いて、 俺は現実的にそう答え。
「そう言われればそうだよねぇ♪」
貴女は明るく笑いながら、 そう答えた。
馬鹿か俺は。
きっと貴女は、 必死に笑って居たに違いない。 |