無責任賛歌
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休日出勤の早朝出勤。仕事はないけど、外には出てなきゃならず、炎天下で半日過ごすとやはり頭痛がぶり返して来る。医者からもらった頭痛薬を飲んだが、これでクスリも切れた。明日以降が若干心配だけれども、今朝やっと出た便は、普通の状態だったので、胃腸の様子、なんとか元に戻ったようである。 今日はしげの迎えがないので、弁当を買ってタクシーで帰る。ほんとはバスで帰るつもりだったけど、急に雨がぱらついてきたもんで。 しげには豚角煮まんを土産に。こないだからしげは、自分がワガママなせいで私が入院したのだとブルーになっているのだが、ブルーになっているだけで反省して家事を始めるわけではない。単にウジウジしてるだけで鬱陶しいことこの上ない。この分だと私がまた倒れるのも時間の問題だ(T∇T)。
しげは昨日、病院に行って「障害者手帳」が取れないか、先生に相談してみたらしい。先生の返事は「取ると差別されるからやめたほうがいいよ」だそうな。他ならぬ精神科の医者がそういうことを言っていいのかどうか、という問題はあるが、非常に現実的なオコタエではある(^_^;)。おかげでしげは「自分は障害者としても半端モノなんだ」と、非常に複雑な悩み方をしているが、もともとの目的が「携帯代が半額になる」だから、そういう考え方をする人間が手帳を取ったりしちゃいけないと思うのである。 しげ、ブルーが高じてまた「仕事行きたくない」と言って、「職場に仕事休むって断りの電話入れて」と私に頼んできたが、「理由もないのにそんなこと言えるか」と突っぱねる。だからお前がブルーになってること自体「僭越」なんだよ( ̄△ ̄#)。
「迷惑メールフォルダー」をすり抜けてまたまた一般メールのような顔をしてSPAMメールが届く。内容からしてまた出会い系サイトに接続させようってハラのやつみたいね。なんかもう、「あの手この手」って感じだけど、どうもここんとこ「巧妙」な感じのものが少なくなっている。もう少しチエ働かせて頑張らないと、商売上がったりだぞ詐欺師諸君!
> 題名: 気になったのでメールしてみました。 > 文面からなんでも相談に乗ってくれそうな気がしたので > メールを出して見ました。このアドレスでいいんですか? > ------------------------------ 水野亜沙美 ------------------------------
いつもいつも思うんだけど、普通のメールに見せかけるつもりなら、相手に呼びかける言葉くらい、付け加えようよ。「○○さん、初めまして」とか。「文面」ってのも何の文面なんだか、どうとでも取れるしねえ。そこでもう「スパムメールだな」とバレちゃうから、やっぱり送る相手に合わせた個別の文章を作らない限り、引っかけるのは難しいと思うんだけど。 だいたい出会い系サイトにアクセスしようなんて下半身にしか中枢神経がない猿は(猿はちゃんと脳があるから猿以下か)、こんなスパムメール送らなくったって自分から勝手にアクセスしてくと思うんだけどね。
『華氏911』がらみで、米大統領線の行方が気になるようになっちゃったが(どっちが勝つかと言うよりも、マイケル・ムーアの「キャンペーン」が果たして効を奏するのかどうかという興味である)、9日に発表されたワシントン・ポスト紙とABCテレビの合同調査では、ブッシュ大統領が民主党候補のケリー上院議員を9ポイント上回っているとか。 先日、「イラク戦争は間違いだった」と明言したケリー候補だけれど、劣勢を打開する明確な手段が見出せずに、ついうかうかとムーアの尻馬に乗っちゃったような感じだね。イラク戦争に対して否定的な態度を取るにしても、そこまで言い切っちゃうと「じゃあ、これまで数多の米兵の血が流されたのは何だったのだ」ってことになっちゃうからねえ。戦略的には不利だと思うのだけれども、それだけもうなりふり構ってられないところにまでケリー候補が追いつめられてるってことなんだろう。 『華氏911』は既に映画としての評価を離れて、「あなたはブッシュにYES?NO?」イベントの中心としての位置を占めるようになってしまっている。けれど、もしこれでブッシュが再選されるようなことになったら、「自分の活動が歴史を動かせるかも」ってユメ見てるムーア礼賛者のみなさんはどうなっちゃうんだろうか。絶望して人生投げ出しちゃうだろうか。まず絶対そうならないのは確実で、それまでと同じ何の変哲もない日常を過ごすだけだろう。それだけでも『華氏』に感動した連中が一時的なロマンチシズムに酔い痴れてるだけなのは証明できてしまうのである。 どんな運動でもそうだが、絶対の正義を振りかざすように他人を洗脳しようとすれば、ピュアだったりイノセントな方は別として、普通の神経持ってる人はまず「引く」ものである。確かに歴史は人が動かしていくものだし、小さな一人の力が歴史に大きく関与し影響していった例もあるが、だからと言って、「あなた」がその一人である可能性は限りなく低いのである。つか、「自分がそうかも」と思いこんだ時点で歴史の流れは「あなた」から離れていくものなのよ。自意識過剰っつーかさ、自我肥大起こした人間がどれだけ鬱陶しいものなのか、ちょっとくらいは考えてみてね、お願いだから。 ちょうど『ビートたけしの!こんなはずでは!!』で、あの同時多発テロが「ブッシュの謀略」だとか放送してたけど、そういう奇説に心惹かれる人々もやっぱり自意識過剰で、自らの満たされぬ心を「誰かの陰謀のせい」にしたがっているところがある。 なんだかなあ、トンデモを笑うってのはやっぱり本人にもトンデモな気質があって、同族どうし相惹かれる面があるんだよなあ。『華氏』にハマった人を私がついつい罵倒してしまうのも、私にだってムーア擁護派の人々のように、「誰かを悪者にすることで、自分自身にも責任があることを自覚したがらない」部分があるからである。心のどこかに自らを「善人」だと思うことで免罪符を得たい、ラクな生き方をしたいっていう願望があるんだね。 実はそこにピュアな方につけ込まれかねない「心の穴」があるのである。その「穴」に向かって「無理をしないで、悪いのは君じゃないんだから」なんて囁かれたら、もう私はべそべそ泣きたくなって、囁いてくれた相手に「一生付いて行きます」みたいな気分にだってなりかねないのである。幸い、これまでの人生でそんなこと言ってきた人にはあまり出会わなかったけれども、どこかで一歩間違えてたら今頃どこかの山で修行してたかもしれないね(~_~;)。甘言には用心、用心である。
2003年09月11日(木) アニメの世界は広いんだぞ/『Heaven?―ご苦楽レストラン』6巻(完結/佐々木倫子) 2001年09月11日(火) 地球が静止した夜/『ななか6/17』3巻(八神健) 2000年09月11日(月) ミステリとワンピースと/『ONE PIECE』1〜5巻(尾田栄一郎)
朝6時に起きて、WOWOWで東映・高倉健主演版の『悪魔の手毬唄』を見る。数ある金田一シリーズの中で、これは未見のうちの一本だったので、WOWOWさんには大感謝である。 珍品とは聞いてたけど、高倉健の金田一耕助、サングラスに咥え煙草で白いスポーツカーを飛ばして鬼首町に乗りつけるあたり、確かに横溝正史の世界じゃない。これじゃ探偵じゃなくて、イキがったヤクザのあにいだよ(~_~;)。 本格ミステリとしても原作の傑作ぶりを思えばあまりに物足りない。なぜか『八つ墓村』っぽい「たたりじゃ婆さん」も出てきたりして、ありとあらゆる部分で原作を無視しまくっているのだが、ともかく原作と違って童謡殺人モノではなくなっていて、「手毬唄」がトリックに全く関わっていないのが羊頭狗肉じゃないか、という感じだ。 脚本家は「原作読まずに書いた」とか言ってるんだけど、ストーリーもプロットも全く別モノでありながら、キャラクターや展開の一部など、原作ラスト近くの要素もいくつか取り込まれてはいるので、全く読んでないというのはウソじゃないかという気がしてくる。長大な原作をうまく映像化する方法を考えつかなかったから、勝手に物語デッチアゲちゃっただけじゃないのかなあ。 横溝正史ブームがあれだけ激しかった70年代後半ですらテレビ放送もされなかったのは、やっぱり原作ファンの総スカンを食らうと判断されたせいかもしれない。 辰造役でエノケンのパートナーであった中村是好が出ていかにもなカジモド演技を披露していたのは嬉しかったが(これが片岡千恵蔵の金田一シリーズだったら、当然高倉健は辰造に変装したはずである)。 今月から来月にかけて、WOWOWや日本映画専門チャンネルではなかなか見ることのできない日本のミステリ映画が放送されるが、その中にはやはり未見の河津清三郎版金田一耕助の『幽霊男』や池部良版金田一耕助の『吸血蛾』も放送される。どれも珍品だろうということは分かるのだけれど、全く、生きててよかったと思う次第である。
今日も仕事はないので、出勤して来週の準備をするだけ。ちょうどトンガリさんが欠勤だったので、サクサクはかどる。 しげに迎えに来てもらって、父の店へ、借りた入院費の残りを返しに行く。 なんでもそうだが、借りたものは一週間以内に返そう。でないと絶対忘れちゃうのだ。逆に自分が人にものを貸す場合は、紛失されてしまう覚悟をしといた方がいい。つか、貸し借り自体、あまりしないほうがいいんだけどね。 でもこう言ってる私だって、借りっぱなしで忘れてる本とかきっとあるのだ。……とか言ってたら昔、C−1くんに本を借りてたのと、鴉丸嬢のお父さんにも本を借りてたの思い出した。あああ、あの本、この山積みの本の中のどこにいったろう。(°°;))。。。 ……ごめんなさい、見つけたら必ず返します。m(__;)m ほかにも「これ返してもらってないぞ」という心あたりのある方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。ただしお金は借りたことは一度もないので、ウソついて騙し取ろうとしてもムダですよ(^o^)。
明日が休日出勤なので、今日は帰宅してゆっくり休む、という選択肢もあったのだが、映画『IZO』が公開一週間で早朝上映のみに切り替わることがわかったので、キャナルシティまで見に行く。 「岡田以蔵が現代に転生して斬りまくる」というからアクションものかと思ったら、中身は全くのアングラ演劇でした。登場人物たちがいかにも意味がありげななさげな哲学的言語遊戯を弄んでる間、IZOが気にくわないヤツをただただ斬りまくるという、「実写版ケンペーくん」みたいな話である。そりゃカンヌで特別上映されるわなあ。 こういうヘンな映画もすごく好きなんだけれど、だからと言って2時間25分も見たいもんじゃない。作品自体の「底」がね、自分が作る芝居とたいして変わらないからね、なんか自分の恥部を延々と見せられてるようでさ、もう映画の最中、恥ずかしいのと退屈なのとか混ざりあってね、居心地悪くてしょうがなかったのよ(^_^;)。最初の10分でオチまで読めるから、せめて1時間半にしてほしかったよ。 ああ、でも何でも斬っちゃう以蔵が夏樹陽子の女教師だけは斬れずに一礼しちゃうところと、以蔵の妻の桃井かおりがなぜか現代の会社で“そのまんまの姿”でOLやってパソコン打ってたのはおもしろかった。 しげの感想はひとこと、「わがんね?」。よくこんなの一般上映できたなあ。 座って映画見るだけだから、たいして疲れないだろうと思ってたのだけれど、予想以上にぶっくたびれた。帰宅すると日記も書かずに寝る。
ディズニーの「ナイン・オールドメン」(レス・クラーク、マーク・デービス、オリー・ジョンストン、ミルト・カール、ウォード・キンボール、エリック・ラーソン、ジョン・ラウンズベリー、ウーリー・ライザーマン、フランク・トーマス。ディズニーアニメファンなら、この9人の名前をソラで言えなければモグリである)の一人、フランク・トーマス氏が、今月8日に死去、享年92。今年に入って脳出血を患っていたとか。 日本の「作画監督」システムとは違って、ディズニーアニメーションは昔からキャラクター別にアニメーターが「通し」で担当する方法を取っているので、どの作品でアニメーターを務めた、というだけではその人の真価はよく分からない。 『ピノキオ』のピノキオ、『シンデレラ』の継母、『ふしぎの国のアリス』のハートの女王、『ピーター・パン』のキャプテン・フックなどを担当した、と説明しないといけないのである。こうキャラクターを並べてみると、どちらかと言えばコミカルなキャラクターのほうを得意としているように思われてしまいかねないが、あの『わんわん物語』でスパゲッティのキスシーンを担当した、ということを知れば、その演技の背景のリリカルな嗜好を見て取れるだろう。 ミルト・カールの愛弟子、ブラッド・バードが監督した映画『アイアン・ジャイアント』が、フランク・トーマスとオリー・ジョンストンにオマージュを捧げたものであることは、『アイアン・ジャイアント』の中にフランクとオリーがキャラクターとして登場していることで分かる。蒸気機関車の老機関士がフランク、話を促すのがオリーだが、この二人、なんと声までアテている! 『アイアン・ジャイアント』の叙情性は、今思い返せば“そういうこと”だったのだ。 ナイン・オールドメンのうち、私が一番好きだったのは来日時にご尊顔を拝したこともあるウォード・キンボール氏だったが、氏も先年亡くなり、今またトーマス氏も逝かれた。残ったのはオリー・ジョンストン氏のみである。
2003年09月10日(水) 祭りの終わり/『ヒカルの碁』23巻(完結/ほったゆみ・小畑健) 2001年09月10日(月) 憎まれっ子世に……/『RED SHADOW 赤影』(加倉井ミサイル)ほか 2000年09月10日(日) 睡魔と戦いつつこれを書いてます/『星降り山荘の殺人』(倉知淳)
2004年09月09日(木) |
ホモでオタクな“あの”ストーカー |
久しぶりの職場復帰。でも上司から、「ご自分の身の回りの仕事をゆっくりされて下さい」と言われたので、さしあたってはすることがない。今週いっぱいは(と言ってもあと三日だけだが)ゆっくりして、来週から本格的に復帰、という職場のありがたい恩情ではあるのだが、かと言ってたいした仕事もないのに職場に来るだけは来ているというのはなんだか忸怩たるものがあるのである。とは言え、まだ便は水状態なので、ムリはできないのである。
レターボックスを覗いてみると、ワープロで打った葉書があった。 ああ、あれか、と苦笑する。 以前、7月6日(火)の 「『ストーカー法』に引っかからないストーカーの仕方」と8月25日(水)「美人プラス1」で書いた、例のホモでオタクでストーカーな元同僚からの葉書である。うっかり会っちゃって、なんかまた関わってくるんじゃないかと思っていたが、やっぱり来たんだなあ。期待を裏切らない人と言うか、行動が読みやすい人だと言うか、こうして日記のネタを定期的に提供してくれるのだから、トンガリさん同様、ちゃんとした呼び名をあげとかないといけないかな。ホモでオタクだからホモオタさんにしとこう(とんねるずの石橋さんみたいだな)。 以下はその文面だけれど、一応、本人ではなく他人が出した、という体裁にしてあるのはこれまでと同じ。私の知り合いの名前を騙ることもあるが、今回は無記名だった。でも、消印を見ると、ウチとその人の住まいとのちょうど中間にある郵便局なんだな。住所をゴマかしたいんだったら、もうちょっと遠方まで行きましょうよ(^_^;)。 一応、私の職業が分かってしまう部分は伏字にしたり省略したりしたけれど、これだけでも充分、ホモオタさんがイッちゃってる方だということが分かると思いますよ。
> あなたが八月二十五日に××××(出張先の名称)にいて、××××(ホモオタさんの所属する支社の名称)のA(ホモオタさんの本名)にからもうとしていたと聞きましたので、葉書を書きます。 > あなたはAに対して××××(私がホモオタさんと知り合った前の職場の名称)でストーカー行為をしていたと既に調べはついています。そして、××××(親会社の名称)はあなたを擁護している事も知っています。 > しかし、Aの後ろには国がついているのです。自衛隊との関係が深く司令官名で基地行事にVIP待遇で招待されてる人です。このテロ関係で緊張が高まっている時に手出しするのは得策ではありません。(中略) > さらに神道関係にも深く関わっていて、その関係から皇室とも付き合いがあり、宮内庁に何回も足を運んでいて、国家権力と深く関係しています。 > 演劇関係ではプロの俳優の指導を依頼されて行ったり、写真関係では国に提出する写真撮影を公式に撮ったりもしています。 > つまり、Aを××××(親会社の名称)は全く評価していませんが、国はかなり高く評価しているのです。 > あなたが××××(親会社の名称)から信用されているから大丈夫だと考えて、たかり行為をまた始めた場合、××××(前の職場)の時とは状況が激しく違います。たかり行為やストーカー行為は明確な犯罪です。犯罪はやめなさい。
八月二十五日に誰がからもうとしたかなあ。ちらっと見ちゃっただけだっちゅ〜の。つか、できるだけ関わらないようにしようとしてたのに、相変わらず妄想全開してるんである。 「既に調べはついている」って表現もねえ……。アンタは八丁堀の同心か! (^o^)。安手の時代モノによく出てくるモノイイで、ホモオタさんの語彙力、表現力の貧困さが見えちゃうけれど、そう言えば昔、まだ中傷ハガキを出してることをしらばっくれてたホモオタさんに向かって、「そうですよねえ。こんな知性のカケラもないアホな文章、書こうったって書けませんよねえ。このハガキの差し出し人は相当の猿ですな」と言ったら、どんどん不機嫌になっていったっけ。自我肥大起こしてて、いっぱしの文章家のつもりでいるから、さぞやはらわたが煮え繰り返っていたと思うが、全く笑える話である。 特に最後の、「犯罪はやめなさい」というのが笑えてしまう。というのも、ホモオタさん、こういうハガキを自分が気に入らない人にはやたら送りまくってるものだから、それを責められて「犯罪はやめなさい」ってしょっちゅう言われてたんである。あんまり言われてるものだから、誰かに言い返したかったのだなあ(^o^)。 しかしまあ、何が馬鹿かって、クニだの何だの、いろんなところに評価されてVIPなんだよと主張してる人が、どうして今現在、子会社の閑職にすっ飛ばされてるってのに、どこからも助けの手が伸びてないのか、ってことなんだけどね。もちろん国とか自衛隊とか宮内庁とか、全てがホモオタさんの妄想なのである。ちょっとそこまで散歩に行ったとかいう事実はあるかもしれないが、心の中でその事実にどんどんと脚色が加えられて行ったのだね。 ともかく書かれてあることはデタラメばかりで、私に関することも全て根も葉もないウソである。私は別に、昔同僚だった頃に、ホモオタさんにたかったこともないし(もともと職場関係の人に金を借りたことは一度もない)、当然ホモオタさんにストーカー行為をしたこともない。それどころか、ストーカーされてたのは私の方だったのは、前にも書いた通りである。 もともと同僚だったころにもホモオタさん、やたらと電話をかけてくるさびしんぼうさんだったのであるが、別支社に転勤してからも、私の家に毎日のように電話をしてくるのである。それが決まって夜の11時とか12時過ぎとか、真夜中だった。私にだって明日の仕事もあるし、やめてくれと言っても聞かない(向こうは私と勤務時間帯に少しズレがあるので夜はゆっくりできたのである。自分の都合しか考えないんだよなあ)。こっちからは決して電話をかけないのだから、嫌われてるんだと気付けと言いたいのだが、そこは「鈍獣」で、まるで気が付かないのだ。仕方なく、ある程度相手をしてやっていると、話すことといったら上司への恨みツラミばかり。それだけでもウンザリなのだが、今回のハガキにもあったように、「自分には国のバックがついてるんだ」とか「自分は映画もアニメも写真もミリタリーも自転車競技も権威なんだ」と嘯いていたのが(昔、自主制作アニメを作った程度のことはあったようだ)、どんどん狂気度を増していって、「自分は霊界と更新できるんだ」とか「天候も自由に操れる」「その気になれば人を呪い殺すことだってできる」とか、もう、処置ナシ状態になっていったのである。 皇室につながってるってのも、なんか有栖川宮事件みたいだなあ。熊沢天皇とかナポレオン狂と同じで、自分に何の力もないと認識するのが怖くて、権威とか伝統に自己同一化しようとする妄想症の典型なのである。こんなんずっと聞かされ続けたらたまらんし、中傷ハガキをばら撒きまくる人だと知った段階で、ナンバーディスプレイの電話機を契約して受信拒否してしまった。そしたら今度は私がストーカーハガキの対象になっちゃったという次第。 私自身にハガキを送りつけるだけではなく、ホモオタさんは、「私の名前を騙って」、誰彼なしに中傷ハガキもばら撒いていたのだが、どうしてこんな人物が親会社からもう二十年以上にも渡って放置されているかというと、結局、「葉書を送る」程度では法律的にたいした罪にはならなくて、決して「イタズラ」以上には見なされないからなんだね。 でも、私の名前を騙ったということは、そのために私の名誉が傷つけられたのではないか、名誉毀損で訴えることができるのではないか、と仰る方もおられようが、そうはならないのだ。なぜかと言うと、このハガキの文面、書かれてある内容は全部デタラメなのだが、一つだけ本当なのは、「親会社に私は信用されてるが、ホモオタさんは信用されてない」ということで、つまりホモオタさんがいくら私を陥れようとしても、全く効果がないからなのである。……だってもう、私が知ってるだけで被害者は数10人、八百枚以上のハガキを送りまくってるんだから、周囲がこれを知っても「ああ、あの人の仕業だね」で終わっちゃって、誰一人私がそんなハガキを送ったとは思わないのよ。私の名誉は全く毀損されてないから被害も生じていないというわけ。ホモオタさん、無駄な努力をしてるよなあ。けれど、私が被害を受けたら訴えられちゃうから、結局、「訴えられない程度に」ハガキを送る、ことしかできないのである。基本的に小心者と言うか、根性なしなのだ(^o^)。 思うに八月二十五日当日は、私が美人さんと仲良く話をしていたので、ホモオタさん、ジェラシッちゃったんだろう。……いや、だから私はノンケなんだから、私に言い寄ってどうにかなると錯覚した時点で、ホモオタさんの勘違いなんだってば(^_^;)。言ってみりゃ、一人相撲の逆恨みなんだけれど、それが十年以上も持続し続けているっていうのが執拗っつーか、根性なしのくせに不幸ブリッコだけは一人前なのである。江口寿史の描く「うしみつくん」だよなあ、まるで。まあ、今はこうして向こうはこちらに関われなくなっているし、端で見てる分には楽しいだけなんだけれど、直接、顔をつき合わせなきゃならないときは、とりあえずは向こうの顔も立ててあげないととか考えてたのでエラい苦労しましたよ(´。`;)。 ホモであることは悪くない。オタクであることももちろんだ。けれどホモでオタクと二乗されると救いようがなくなってしまうのはなぜなのか。いや、そう断定するのは私の本意ではないのだが、シツコイのがホモやオタクの本質じゃなかったはずなのに、そういうイメージがホモやオタクを規定して縛ってるのはどうしてなんだ、という問題なのである。そのマイナスイメージを補強し助長しているのが必ずしも世間の偏見ばかりではなく、ホモやオタク自身の思いこみ、被害妄想、世間に対するルサンチマンにも起因しているという事実をちょっとは考えたほうがいいんじゃないか。人を恨みに思えば嫌われるよ、当然。 自分の妄想で自分を追いこんでいったって、結局自分の身を不幸にするだけだ。不幸せを他人のせいにしていれば、そりゃ楽だけれども、自分が嫌われ疎まれるのもその本質的な原因は自分自身の中にある。世の粘着質のオタク諸君、オタクはモノに拘るのが当然と自己正当化してる人もいるかもしれないけれども、だからと言って、拘り過ぎるのも時と場合によっては善し悪しだってこと、少しは認識しとかなきゃならないんじゃないでしょうかね。
しげに迎えに来てもらって帰宅。パソコンを開くと、またヘンなメールが。いや、内容はありふれたHメールなんだけれど、タイトルと文章がヘンなのである。
> 題名:今日守なばし > 今日は旦那だ主張で留守なので暇です。 チョットHな気分なので、誰か遊んでください!
日本語ヘンな人とは遊びません(^o^)。 「旦那だ主張で」ってのは「旦那が出張で」、「チョット」は「ちょっと」のことなんだろうけれど、タイトルが全然意味不明。同様のメールを受け取った人はいないかと思ってGoogle検索かけて調べてみてようやく分かったのだが、このタイトル、もともと「今日は旦那が留守なので羽を伸ばしたい気分!!」だったのが、なぜか脱字しちゃったのだね。分かるかこんなの(~_~;)。 タイトルをコピーしてる間にミスっちゃったのかなあ。本気で相手を引っ掛けようと思うなら、やっぱり大量送信するような大雑把なことしてちゃダメだわさ。
夕方6時からWOWOW(ふと思ったが、未だに「WOWWOW」と書く人が時々いるのは何なんだろうね。ゲシュタルト崩壊してるのか?)で『蝶々失踪事件』を見る。再放送で、以前見た時にも感想は書いたが、本格ミステリに拘ろうとする気概は見えるものの、メイントリックの一部をカットしたりしいて、原作をうまく映像化しきれなかったことは、何度見返してみても残念でならない。由利警部役の岡譲司はホームズっぽくて悪くはないんだけど、由利先生(原作は警官ではない)はやっぱり白髪の名探偵じゃないとなあ。数年前のドラマ版の石坂浩二の由利先生もダメダメだったし。 昔、NHKで放送されてた坂本九の朗読によるテレビ絵物語『幽霊鉄仮面』、あれがちゃんと原作通りの由利先生だったけれど、横溝正史研究のサイトは腐るほどあるのに、その点に言及してるところがただの一つもない。画竜点睛を欠くと言うのは全くこのことだ。
ドラマ『南くんの恋人』第10話、『人間の証明』最終話、続けて見る。 『南くん』はまあ、こんなもの。これでもう三度目のドラマ化だそうだけれど、原作者は一応毎回出来には満足してるって言ってるみたいだが、ちゃんと原作通りの形で見てみたいね。 『人間の証明』は、役者は悪くないのに、脚本と撮り方と音楽がなんか安っぽかったなあ。『キネ旬』では誉めてたけど。原作は殺人の動機に“かなり”甘さがあるんだけど、それがドラマになっても解消されてなかった。これはかなり減点になるし、ケン・シュフタンの殉職をテロップ一つで処理しちゃうのもダメでしょ、やっぱり。DVDが出たら買うかどうか、かなり迷う。 『BSアニメ夜話』は『カードキャプターさくら』。これもツッコミ入れだしたらキリがなさそうなので省略。感情だけで語るゲストが昨日より多かったなあ。
2003年09月09日(火) で、『CASSHERN』に樋口可南子はホログラフィーで出るのか?/『鉄腕バーディ』2巻(ゆうきまさみ) 2001年09月09日(日) 見え透いたウソにすがるココロは/DVD『ウルトラマンティガ THE FINAL ODESSEY』 2000年09月09日(土) なんでこんなにバカなのか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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