無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年09月09日(火) で、『CASSHERN』に樋口可南子はホログラフィーで出るのか?/『鉄腕バーディ』2巻(ゆうきまさみ)

 相変わらず「宇多田ヒカル夫」という呼び方のほうが通りがいい紀里谷和明監督(離婚しても「宇多田ヒカル元夫」と言われちゃうんだろうな)の実写版『CASSHERN』のキャストが発表された。
 主演は『金髪の草原』の伊勢谷友介(東鉄也/キャシャーン)。タッパはあるし、演技力もある人ではあるが、その演技力がかえってこういうコートームケイな話のジャマになりはすまいか。
 他のキャストも、意外と、と言っては失礼だが、まあまあの有名どころを揃えてはいる。
 麻生久美子(ルナ)は、もう特撮モノのヒロインの中心の一人と言っていいだろう。『赤影』も『魔界転生』も、この人のおかげで持ってる部分が多々ある。あのコスチュームが(デザインは変わると思うが)似合うかどうかはちょっと疑問だが。
 寺尾聰(東博士)、 樋口可南子(東ミドリ)、小日向文世(上月博士)の三人は特別出演という感じですかね。このあたりにベテランを揃えてるあたり、一応ちゃんとしたものを作ろうとしてるのかなという雰囲気は伺える。
 それに比べて不安要素が大きいのがライバル陣。
 宮迫博之(アクボーン)、 佐田真由美(サグレー)、要 潤(バラシン)、及川光博(内藤)、唐沢寿明(ブライ)。
 まあ、タツノコプロ作品はリアル路線の作品でもどこかセンスがダサくてお笑いの要素が強いのだが、実写でもそれ持ちこんだら相当ヘンテコなものになりゃしないだろうか。いやまあ、なったらなったで楽しめそうではあるんだが。
 前にも書いたが、私はもうなにが実写化されたって、文句付ける気はないのである。ただ、日本映画の企画の貧困さに嘆息するだけだ。


 ここんとこ外回りが多くなってるので、日焼けがだんだん濃くなっている。できるだけ日陰を歩くようにしているのだが、そうもいかない。いや、日焼け自体、キライなわけではないのだが、眼鏡をハメているものだからそのあとがクッキリ顔に出来るのだ。眼鏡取って顔洗う時がもうこれが大マヌケ。
 コンタクトにしたら? とはよく言われるが、それで視力が上がる訳でもなし、手入れがタイヘンになるだけなんだよねえ。


 くたびれながらも博多駅を回って、コミックスなど買い込み。
 マクドナルドで半熟卵バーガーを食べながら読む。

 マンガ、ゆうきまさみ『鉄腕バーディ』2巻(小学館/ヤングサンデーコミックス・530円)。
 つとむのとーちゃんがうっかり風呂をのぞいてバーディのヌードを見ちゃうネタ、しっかりリメイク版でもやっちゃってるなー。リメイクの難しさというのは、どうしたって昔の作品と比べられてしまうことであって、作者本人は技術的に向上しているつもりであっても、既に読者の中にもイメージが出来あがっているものを破壊したとしか思われない場合が往々にしてある。
 『バーディ』の場合は、失礼ながら固まったたイメージが出来あがる前に連載が終わってしまったから、さほど「昔と違う!」と怒り出すファンもいないとは思うが、気のせいか青年誌になったってぇのに、昔の方がずっとヌードとかセクシーだったような。線がスッキリしちゃうと失われるものもあるってことだね。
 細かく見ていくと、バチルスが人間の記憶を取りこむたびにその人間の意識のせいで自分自身のアイデンティティを失っていく、とか、設定の変更があるのだけれど、余りストーリーに絡んできてはいない。前より着飾ってみたのはいいけれど、ちょっとムダが多いかなって印象。
 「スピリッツ計画」を追っているらしいジャーナリストの室戸圭介は、ちょっと『パトレイバー』の後藤隊長を彷彿とさせて面白くなりそうな気配ではあるけれど、ともかくゆうきさんはせっかく出したキャラを生かしきれずに終わることが多いから、少し心配になるのである。

2001年09月09日(日) 見え透いたウソにすがるココロは/DVD『ウルトラマンティガ THE FINAL ODESSEY』
2000年09月09日(土) なんでこんなにバカなのか



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