6月19日に家に泥棒が入って、結婚指輪や婚約指輪、デジカメのほか、いろいろなものが盗まれた。
結婚指輪は夫婦二人とも普段付けていないが、盗まれたとなると頭に来る。
*****
実は、この結婚指輪、妻にとっては二つ目のものだった。
別に2回目の結婚・・・というわけではないよ。
私たちが結婚した約20年前の昔、披露宴の翌日のことだった。
新妻は困ったような顔をして家の中に入ってきた。
曰く、
『指輪がない!』
・・・。
披露宴の翌日だぜ。
ま、しょーがないから、もう一個作って現在に至ったわけである。
*****
そして、先週、そのもう一個プラス私の分の一個が盗まれたわけである。
一応、神前で御祓いした指輪である。
多分、今頃は、融けて金属のカタマリになっていることだろう。
安物とはいえ、悔しい。
さほど大切に扱っていなかったクセに、悔しい。
>> ど、泥棒〜?! - 星瑞枝ファン
『KJ高校って体育祭とか、ちゃんとあるんだって。』
あれほど、R高野球部と言い続けていた長男が言った。
小学校の頃から同じメンバーでやってきた野球だった。最後の最後までベンチで応援するばかりだった。試合に出た回数は数えるほど。それでも、高校では野球をすると言っていたのに。
今日は、最後の予選だった。たぶん、同じメンバーで戦う最後の公式戦だ。
結果は、トーナメント一回戦でノーヒットのままあっさりと負けたらしい。ホント、簡単に終わった。
他の子よりひときわ小さくて、夏休みに球場まで行く間に倒れてしまうんじゃないかと思うほどで。雨が降ってきては心配になって、暗くなっても帰ってこなくて探しに行ったり。
それでも、『野球!』と言っていた。寝る前の素振りを欠かさなくなって。下手くそだけど高校へ行っても野球を続けるんだと言っていた。
それが、あまりにあっさり負けたことが影響したのか?
苦しくとも辛くとも、頑張ってきた小学校からの6年間に決着をつけたということなのか?
自分自身を見切ったかのようにあいつは言った。
最後に決めるのは本人だけど。
「中学のときはバレーとか陸上とかスキーとかがあっただろう。」
「高校に入ってからはそれがなくて心配していたんだ。」
「去年は文化祭で踊ったじゃん。あれ、良かったよね。」
「ま、一生懸命にやる対象は勉強でも良かったんだけど、それには魅力を感じていないようだったし。」
「団長やると聞いたときは、まさか・・・って感じだった。キャラが違うような気がしてた。」
「良かったよ。頑張っているのを見ていなったとしても、素直に感動した。」
「あともうちょっとで卒業だな。」
【Referer】
|