三楽の仕事日記
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2011年09月13日(火) |
暴力がない学校づくり報告書から |
回覧の文部科学省「暴力のない学校づくりについて(報告書)」を熟読。
報告書に添付されていた資料にも注目。目を引いたのは、調査校による荒れた原因の自己分析。特に「生徒指導体制に関すること」だけを串刺し読み。小中学校とも情報の共有化ができていないことが共通している。
例えばA小学校。 教室がざわついていることは、同じフロアーの教員は気付いているが、別の階や別棟の学級担任はそのことを知らないという状況がみられ、荒れの兆候を示している学級の情報を全教職員で共有できていなかった。また、問題行動を繰り返す児童への対症療法的な指導に追われ、根本的な解決策が講じられない状況が続いていた。
B小学校。 一貫性を欠いた指導により、低学年でも授業が成立しない状況が発生し、学年進行に伴って広がった。 発達上の課題がある児童についての認識や指導が十分でなかった。 教員経験は長くても、指導技術が未熟な教員が多かった。 全校で生活指導を行うという意識が不足していた。 クラスで問題が起こった場合、情報を共有しなければならないという意識が低かった。
特にA小学校はとてもヒドイ。「低学年ということで問題児童を放置。高学年で数名の児童が学級担任を無視。プリントを放り投げる。授業中に漫画を読む。トランプをする。授業を抜け出してコンビニでおにぎりを買ってくる」。びっくりする状況。
もちろんこれらの学校は、この問題を克服して落ち着いた学校に変容している。その経過も報告書に書かれている。考えさせられることが多い報告書だ。
いつもの基礎データ入力。決裁。いくつかの調整。資料作りで、今日も終わる。
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