三楽の仕事日記
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2008年09月13日(土) |
教師力アップセミナー土作彰先生 |
本年度第3回教師力アップセミナーは、日本教育ミニネタ研究会代表の土作彰先生。「土作先生の講演はかなり面白い」という噂通り、過激な面白さが連続した2時間の講演。教師と子どもたちとの結び付き(縦糸)と、子ども同士のつながり(横糸)を強くするミニネタをいっぱい紹介していただいた。単なるネタ紹介で終わらないところがいい。より良い学級作りや子どもたちの学びを喚起するために、ネタをどう利用すればよいのかという土作哲学がネタの間に挟まれているのが良い。ファンが多いのも頷ける。サービス精神旺盛の方で、講演後の昼食会でも、運営委員に楽しい話を聞かせていただけた。
それにしても、土作先生による「野口芳宏先生の物まね」が大受けする我が教師力アップセミナー。これだけでも「参加者の質の高さ」が実証できる。妙に感心してしまった。
「朗読は楽しからずや」(久米明著、光文社)を読む。著者の朗読CD「山椒大夫」「トロッコ」も聴く。
あらゆる感覚を動員して作品を讀み深め、緻密な讀読にしなければならない。大雑把に讀み流してはならぬ。作品には作者の声が秘められている。親しい友人の手紙を讀めば、文面からその声が聞こえてくるように、作者の自作朗讀の声を探し当てねばならぬ。それを自分の声と重ね合わせて検証しなければならぬ。
話とは情景を目に見えるように鮮明に映像化することなのだ。だからことばは耳にではなく、目に届けろといった方が分かり易い。想像力の働きによってイメージはふくらみ、立体的になる。このプロセスを経て、話は成立するわけだ。
このようなフレーズを頭に置きながら、著者の朗讀を再聴。プロの凄さをさらに感じる。
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