三楽の仕事日記
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2011年02月26日(土) |
野中信行先生・初任者赴任前1日講座 |
6時前に自宅を出て、「明日の教室・東京分校」に向かう。今日の内容は、野中信行先生の「1年間をがんばりぬく学級づくり・授業づくり 〜来年度初任者教師になる人のための講座〜」。10時から16時までの1日講座。
参加を決めたわけは、以下に示した自分の置かれた立場や興味などから。 ・初任者を配置し、年間にわたって研修を実施する教育事務所の者として ・初任者に話す機会がある者として ・5時間という長丁場の講座をどのように組み立てられるか ・何をどういう順で話されるか ・まだ現場についていない参加者に学級づくりのイメージをどのように持たせられるか ・どのようなエピソードをはさまれるのか ・参加者の反応はどうなのか
久々にPCを持参しての参加。1日中、記録をとる。話を聞けば聞くほど、確かにこういうことこそ、初任者に伝えておかなければいけないと思うことばかり。
「縦糸・横糸」張りで子どもたちとの関係をつくること、 「3・7・30の法則」で学級の仕組みをつくること、 「群れから集団をつくる」ことなどの大切さを、 生涯、担任を貫かれて得られた確かな知見と初任者指導を通して新たに気づかれたことをもとに、 まるで映像を見ているような感覚になるほど、分かりやすく話された。
話を伺いながら、自分も若いころ、学級づくりについて書いたことを思い出した。帰宅して書庫を漁ってみる。出てきた、出てきた。ほんの数枚、平成元年3月に書いていた。32歳の時に、校内(中学校)の先生方に提出した資料だ。以下はその一部。
私の言う自治とは・・・ これは読んで字のごとく自分たちで学級を治めていくことを称している。しかし、生徒には、玉置路線上での「自治」であるべきだと言っている。今までいろいろな学級で過ごしてきたと思うが、玉置が考える理想の学級というものがある。組織や約束の面で、ずいぶん今までと違うかもしれないが、こういうやり方もあるのだと理解してほしい。そういった意味で、1学期は、主は私、従は君たち、2学期は先生と君たちが半々、3学期は君たちが主で、先生が従という方式をとり、先生が考える組織が不合理であれば、君たちの方で徐々に改善していけばよいと言っている。つまり、やりもしないで、今までと違うというだけで反対するなと語っている。
「主従」という言葉からして冷や汗ものだが、そもそもなぜこのようなことを書いて提出したのか。思い出してみる。 今思えば、1週間で生徒の勢いに押し切られてしまい、学級という体を成さない学級があったからだ。 時間割が決まり、新たな教科担任として学級に向かう(始業式後、1週間から10日後)と、すでに学級づくりが失敗している、と感じる学級があったからだ(と思う)。 では自分は成功していたのか(汗、汗……)。生意気な32歳だった。
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