三楽の仕事日記
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野中信行先生の講座がきっかけとなって、久しぶりに「学級通信」(昭和63年4月〜平成元年3月)を引っ張り出してきた。パラパラと目を通す。
タイトルは「3の4の学級記録 一味ちがう」。学級通信のタイトルは学級目標にすることにしていたが、この年、子どもたちが決めた学級目標は「たけやみそ」。あのころCMでは「一味違うたけやみそ」というフレーズがあって、我が学級は他の学級と一味違うものにしよう、といった意味で決められた目標。さすがに「たけやみそ」を通信名にするわけにはいかず、本当に意味するところの「一味ちがう」というタイトルにしたことを記事から思い出す。
216頁にもなる通信。もっとも3学期からは「日直が見た3の4」というページも毎日入ったため増えている。担任だけの目ではなく、子どもたちの目から見た学級も記録しておきたいという考えで、取り入れたコーナーだ。「玉置先生の寝不足の顔が星野仙一に似ていたと上野君が言っていた」なんていう記述もあって、懐かしい。中学3年生の2月、担任&進路指導主事をしていて、寝不足が続いていたことは確か。
そうそう、この「日直が見た3の4」が、デジタル学級日誌の前身。子どもたちはこんなに面白いことを書くのだから、外へ発信したら、子どもたちから見た学校生活を楽しみにする大人、特に保護者がおられるに違いない、こんな思いを持たせてくれた記録だった。今では「子どもブログ」を立ち上げている学校がいくつかあるが、あのころそのようなことができたら、きっとやっていたに違いない。
学級記録の後につけたのが「特別付録 今となっては何をいっても弁解集」。中身は管理職に提出する年度末反省。やはり自分は変わっていたなと自覚。何を収録していたかというと、 ・ 学級組織づくりの一方法 ・ 法則化合宿参加報告 ”89学校づくりはここから” ・ 一宮の数学学習会で学んだこと ”中学3年関数教育課程私案””授業実践記録” 年度末反省の形式は特に定まっていなかったので、良い機会ととらえ、このようにまとめたのだと思う。管理職のためではなく、もちろん自分のために(笑)。実践記録の「発問・指示、気づいたこと、教育技術」などから、数学授業に燃えていたことだけは文面から読み取れる。ああ、懐かしい。
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