三楽の仕事日記
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2009年01月10日(土) 題1回こまきみらい塾「落語に親しむ」

 今日からこまきみらい塾「落語に親しむ」の講座開始。9時30分からまなび創造館研修室で講座準備。講師となる3人で打ち合わせ。続々と集まってみえる受講生、98%が人生の先輩であることもあって、いささか緊張。
 
 僕がこれから5回の講義内容を簡単に説明。その後、片岡さんが「落語の魅力」と題して1時間の講義。落語の歴史や落語の特徴などを説明。続いて「東西落語の違いを楽しみましょう」というねらいで、東の柳家さん喬の「時そば」を視聴。続いて、西の笑福亭福笑の「刻うどん」を視聴。皆さんに東西の好みを伺ってみると、ほとんどの方が東。僕は西。さん喬さんの「時そば」の直後に、「刻うどん」でこれだけ笑わせてしまう福笑さんの芸は凄い。人の描き方のブレのなさでも、福笑さんに軍配を上げたいが、一般受けする程良い味わいを出したのは、さん喬さんなのかなと、皆さんの反応でいろいろと考える。

 終了後、今年の小牧落語を聴く会のラインナップを検討。昨年はやや迷いがあったが、今年ははっきりした方針を打ち出すことができた。これは昨年、けっこうな数のライブ落語に出かけた成果。小牧落語らしい「一歩先行く落語会」が提供できる。

 「反貧困」(湯浅誠著、岩波新書)を読む。昨年、ホームレス問題にかかわったことから、この種の本にも興味がわいて読んでみた。

 うっかり足を滑らせたら、どこにも引っかかることなく、最後まで滑り落ちてしまう。このような社会を、私は「すべり台社会」と呼んでいる。日本社会は、今どんどん「すべり台社会」化しているのではないか。

 著者は、「すべり台社会」の中で足を滑らした多くの人たちが、いま貧困状態に立ち至っている実態を紹介し、その人たちがそうなる要因として「溜め」=「お金、頼れる家族、親族、友人、自信、自尊心など有形・無形のさまざまなもの」がないことが大きいと指摘している。貧困の世代間連鎖などを示しながら、貧困は自己責任なのかと問いかけている。いずれにしても、これまで知らなかったことが多すぎて、一連の会議に出席する前に読んでおくべきだったと反省。少し物の見方が広がったことは確か。


2008年01月10日(木) 百聞は一見にしかずと言われると・・・
2007年01月10日(水) マイスター掲載の産経新聞が届く
2006年01月10日(火) 第3学期始業式
2005年01月10日(月) 生徒の数学レポート
2004年01月10日(土) 大瀬校長いのちの授業
2003年01月10日(金) 目がおかしいぞ