昨日から娘のたまが熱を出し、保育園を休んでいる。こういうときでもないと平日に母娘でべったり過ごす機会は持てないのだけど、体調が悪いときはいつも以上に甘えたになり、一日中わたしにまとわりついてだっこをせがむ。コアラに巻きつかれたユーカリの木になった気分だ。
そのうち自分から離れて自然に卒乳するだろうと思っていたのに、一歳七か月を過ぎてもいまだにその気配がなく、今日のような体調不良のときは、精神安定剤のようにおっぱいを求めてくる。以前は手をグーパーさせる乳搾りの仕草で「おっぱい」と訴えていたのだけれど、あるときわたしが「おっぱい、入ってないかもよ。聞いてみよっか。トントン、入ってますか」とふざけて以来、「トントン」とノックをしてくるようになった。今では外出先から帰宅した途端、「トントン」と宙をノックする。
たまを抱きかかえて、「トントン、入ってますかー。入ってますよー。いただきまーす」と唱えると、それに合わせて、たまは「トントン、かー。よー。すー」と言い、最後に小さな手を合わせる。その姿が何ともかわいらしく、おっぱいを飲んでいるところに「おいしい?」と声をかけると、「おいちー」と返事が返ってくるのもいとおしい。こんなことできるのも、今のうち。なかなか卒乳できないのは、さびしがりやな親のせいでもある。
2007年04月11日(水) ロバート・アルトマン監督の遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
2004年04月11日(日) 日暮里・千駄木あたり
2003年04月11日(金) ちょっとおかしかった話
2002年04月11日(木) ネーミング