JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆気に入ったら、何年・何十年も好きなはずです。 NHK朝ドラ「あまちゃん」があまりにも面白く、放送が続いているときから、 「あまちゃんロス症候群が心配だ」 という類の話が半ば本気、半ばやや揶揄的に週刊誌などでとりあげられていました。 比較の対象としておかしいかもしれませんが、元来クラシック音楽が好きなものとしては、 あまりそういう、考え方はいたしません。そもそもクラシックなどは、好きになった時点で例えば、バッハなど、 亡くなって200数十年経っていて、もう、絶対に新作など発表されないし、作曲者に会うことも出来ないけれど、 それで「落胆する」ということは、勿論ないのであって、現在までに発見され再現(演奏)可能な作品をなんどでも聴くのです。 ◆あまちゃんの制作に携わった人たちは、当然、ご健在なのです。 古典芸術と、現代のテレビドラマを比較するのは、ちょっと的外れかも知れないと思いつつ、 あまちゃんメモリーズ 文藝春秋×PLANETS (みなさんのあまロスをなんとかすっぺ会 (著, 編集)) という本には、全156話、1話ずつのレビューを始め詳細を極めた内容が記載されていますし、 なんと、11月末には、 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」完全シナリオ集 第1部、 完全シナリオ集 第2部 が商品化され、興味の無い方は、あざとい商法だとおもわれるかもしれませんが、 私の記憶では、NHKの朝ドラのみならず、民放を含め、ドラマの台本(小説化されたものではない)そのものが商品化されて、 しかも1,000円台で、買えるというのは、初めてです。これは極めて恵まれた状況です。 私は、以前、なんどかあまりにも好きになってしまったドラマの台本を入手したことがありますが、 唯一の方法はネットオークションで競り落とすのですが、必ず出品があるとは限らず、特にNHK朝ドラの台本はあまりにも膨大で、 かつ、オークションですから、人気の作品だと、応札締切時刻直前に、数万円にまで、競り上げられるのが普通です。 ドラマの台本というのは、見ると驚きますが、意外と綺麗に活字で印刷されていて、ト書きがあるとは言え、 びっくりするほど無機的で、役者さんというのは、あれを読んで役のイメージを作り上げる作業をするのですから、 これは、大変だろうな、と思います。それはさておき、 とにかくこれは、クラシック音楽で詳しく内容を知りたくなったらスコア(総譜)を買うのと同じです。 あった方が面白い(興味深い)。 このような、付随的商品(資料)が続々と世に現れるのですから、 やはり現代の作品というのは幸福です。全然ロス(喪失)していない、と思います。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年11月09日(水) 「首相『公的保険制度守る』TPP交渉巡り」←守れないでしょ?TPP絶対ダメ(その3)。
JIRO
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