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JIROの独断的日記
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2007年11月09日(金) 聴き比べ。バッハ「クラヴィーアのためのパルティータ 2番」をアルゲリッチのピアノとジャーマン・ブラスで。お薦めCDも。

◆クラヴィーアってのは「鍵盤楽器」の総称だったそうです。

バッハの鍵盤楽器の為の作品で最も有名なのは「平均律クラヴィーア曲集」といいます。

今のようなピアノは無いので、チェンバロかオルガンか、クラヴィコードの事だと思います。

チェンバロとクラヴィコードがどう違うかは、両者をGoogleで画像検索してみるとすぐ分かります。



前置きはこのへんにして、バッハはクラヴィーアの為のパルティータを6曲書いています。

これから、皆さんにお聴きいただくのは、パルティータ2番の中の1曲目、シンフォニアという曲です。

最初に現代のピアノで、天才ピアニスト、マルタ・アルゲリッチが弾いたのをお聴き下さい。

最初、何だか重々しくてつまらなそうに聞こえるかも知れませんが、再生開始後1分4秒辺りから、

美しいメロディーが聞こえます。後半は動きが速くなり、演奏者の腕が鳴ります。全体で4分ちょっとです。


ダウンロード ArgetichPartitaNo2.mp3 (4032.3K)



なんか、いいでしょ?俗世間と無関係な、永遠の美を感じます。

この演奏が入ったCDは大変評判が良くて、今でもあります。

これは、真剣にお薦めします(いつもは不真面目にお薦めしているということではございません・・・)。


◆これを何と、ジャーマン・ブラスが演奏しているのですが、ピアノの物まねではない、別の音楽になっています。

ああだ、こうだ、いうよりも、お聴きいただいた方がいいですね。冒頭、オルガンみたいな音がしますよ。


ダウンロード PartitaBWV826Sinfonia.mp3 (4596.6K)



これは、これで鍵盤楽器では表現できない音楽になっている。

編曲も上手いし、演奏も上手い。一人一人が高度なテクニックを身につけているのみならず、

全員でハーモニーを鳴らしたときの、あの絶妙なバランスが本当に美しいと思います。

この演奏は、これで何回目のお薦めになるか分かりませんが、Bach in BrassというCDに収録されています。

久々に音楽のことを書けて楽しかったです。皆様にもこの曲が気に入っていただければ、なお嬉しいのですが、

これは、完全に個人の嗜好ですから、お気遣い無く。

それでは失礼申し上げます。

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