JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:<安倍首相>「東京裁判は勝者の断罪」…米から批判の可能性(毎日新聞 3月12日(火)21時23分配信) 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、第二次世界大戦の戦犯を裁いた極東国際軍事裁判(東京裁判)について ◆コメント:理屈はそうなんですけど「敗戦国」から元の地位にもどる前提は「東京裁判」を受け入れることだったのです。 歴史を客観的に見て、常識で判断する限りは、安倍首相の言う通りなのです。 極東国際軍事裁判所並びに国内外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判の受諾 これは、厳密にいうと解釈が分かれているのですが(裁判の受諾と判決の受諾は別ではないか?とか)、 細かいことを書き出すとキリがありません。 とにかく、日本は戦争に負けて「敗戦国扱い」で連合国軍の「占領下」にあったのですが、吉田茂が締結した この「講和条約」で、兎にも角にも日本は国際法上、「敗戦国では無い」普通の国にもどれたのです。 くりかえしますが、世界中の国と終戦したのが「サンフランシスコ講和条約締結」で、 その条約の中に「東京裁判の結果に文句をいいません」という内容が含まれているのです。 いくら裁判そのものが理不尽だといっても、もはや仕方が無い。 それを今更、日本の内閣総理大臣が「東京裁判批判」をするということは、「反則」です。 煩瑣になるのでいちいち記事の原文や翻訳をここに引用しませんが、数週間前に読んだ イギリスの、The Economist誌によれば、安倍首相がやたらと憲法改正とか、集団的自衛権の許容とか 武器輸出三原則の拡大解釈などを言い出しているのに、一番警戒心を抱いているのはアメリカだそうです。 もしも、今年の参議院選挙でも自民党が過半数をとり、戦争放棄を謳った日本国憲法第9条を廃止するとか、 全く新しい憲法を定めるとか、が現実になったら、中国が本気で警戒し、極東における軍事的緊張が高まります。 日本に基地を置いているアメリカは、もちろん、無関係ではいられません。 ここから先は、完全に私個人の予想というか、「想像」ですが、 安倍首相の「東京裁判批判」は中国・アメリカともに怒っているはずです。 私は安倍首相の「軍国主義復活願望」がなんとも危なくて仕方が無いとおもうのですが、 どうやら、アメリカも同じらしい(立場は違いますが)。 この調子で良い気になって、安倍首相には、ラディカルな(過激な)発言を続けて頂きたいと思います。 アメリカが安倍政権を潰してくれるでしょうから。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年03月16日(水) 「原発危機」の深刻さを示す「状況証拠」
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