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JIROの独断的日記
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2013年01月26日(土) 【音楽】1月27日はモーツァルトの誕生日です。初めてご紹介する「レクイエム」

◆恒例なんですけど、初めて遺作「レクイエム」。

毎日、つかれますねえ。

土曜日は朝一旦目が覚めたのですが、再び寝てしまいまして、二度目に目がさめたら16時でした。

私の場合、週末には、よくあることなので、それほど珍しくはありませんが、何故書くかというと、

「くたびれていて、あまり日記・ブログにエネルギーを投入できない」とアピールし、言い訳にするためです。

1月27日はモーツァルト(1756年1月27日 - 1791年12月5日)の誕生日。因みに1月31日がシューベルトの誕生日ですが、

それは覚えていて、ほぼ毎年やっていると思いますが、モーツァルトの誕生日には、

彼の曲を載せることにしてます。

今回は、初めて、遺作である「レクイエム ニ短調 K. 626」を取り上げます。

少しですけど。

今まで取り上げなかったのは、なんというかモーツァルトという人は悲しい時でも長調なんてすね。

亡くなる直前に書いた、クラリネット五重奏曲やクラリネット協奏曲などは、明るさの中に悲しさが垣間見えます。


それに対して、レクイエムはこれは、完成する前にモーツァルトが亡くなってしまったぐらい、ギリギリの最期の力で

書いていて、それでも見事にモーツァルトらしい音楽なのですが、あまりにも直接的に明らかに悲しく・切なく・寂しくて

聴いていると、なんだか、怖くなるのです。


私はクラシックを聴き始めて40年以上になりますが、モーツァルトのレクイエムを通して聴いたのは、1回だけです。


今回ももちろん全曲はのせられません。


音源は、カール・ベーム=ウィーン・フィルのモーツァルト:レクイエムです。

この中から2曲だけ。

まず、第4曲のトゥーバ・ミルム。


モーツァルト・レクイエム トゥーバ・ミルム(Tuba mirum)


Requiem in D Minor, K. 626: III. Sequentia - Tuba mirum



トロンボーンのソロが大変美しいです。

モーツァルトはホルン協奏曲を4曲も書いており、これは仲が良いホルンの名手がいたためですが、

管楽器で4曲もモーツァルトが協奏曲を書いたのはホルンだけで、誠に羨ましい。

木管楽器はオーボエ、フルート、クラリネット、ファゴット全てに協奏曲を書いています。

トロンボーンは協奏曲はありませんが、このレクイエムの美しいソロがあるので、いいです。

唯一、モーツァルトが旋律を書いてくれていないのがトランペットです。モーツァルト研究家の海老沢敏先生が

ずっと前にN響アワーの司会をなさっていた頃に、実はモーツァルトが12歳の時にトランペット協奏曲を書いたことは

分かっているが、楽譜が見つからないというお話でした。私が生きている間になんとか見つかってくれないか、と思ってます。


話がそれましたが、「レクイエム」絶筆といわれてる。ラクリモーサ【涙の日】というのですが、

恐ろしいほど悲しいです。聴き手の心に真っ直ぐつきささるようです。


だから、滅多に聴く気持ちにはならないんですが、一度はご紹介せねば、と思いました。


モーツァルト・レクイエム:第8曲 ラクリモーサ


Requiem in D Minor, K. 626: III. Sequentia - Lacrimosa



あまりにも恐ろしいほど悲しいけれども、美しいのはやはり最期まで天才ですね。

こういう音楽もある、ということです。

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