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JIROの独断的日記
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2011年01月26日(水) 【音楽】1月27日はモーツァルト(1756-1791)の誕生日です。ピアノ協奏曲23、27番。

◆255年前、人類史上唯一無二の天才が生まれました。

歴史上、様々の分野で「天才」と呼ぶしかないほど、すぐれた才能を持った

人が出ています。音楽の世界でも、正に天才としか思えない人が大勢いますが、

中でも抜きんでた存在、本当の「天」「才」を選ぶとしたら

やはりモーツァルトではないか、と思います。

以前、小澤征爾さんが、

自分には信仰心はないけれど、モーツァルトを演奏していると「これは、やはり神様が地上に遣わした人なのではないか」と思います。

という意味のことをおっしゃっていました。

また、N響を何度も振っている、アンドレ・プレヴィンという指揮者・ピアニストは、
あらゆる音楽の中で、最も優れているのはモーツァルトの作品です。これは好みの問題ではなく「客観的事実」なのです。

と「断言」しています。

他にも、多くの自分自身「天才」の名をほしいままにした音楽の「天才」たちが

自分など、モーツァルトの足もとにも及ばない、と言い残しています。

私も、素人ながら、モーツァルトこそ正に「この世の奇跡」だと思います。


◆以前、既に紹介していますが、再びお薦めします。

いつも、同じ事を書いて恐縮ですが、毎日、初めてこの日記・ブログを

ご覧になる方がいらっしゃいます。

ですから、良いものは繰り返し書く必要があると思いました。


お薦めするのは、アシュケナージがロンドンのフィルハーモニア管弦楽団を

弾き振りしている

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番&第27番

です。アシュケナージはN響を振ってましたから、若い方は

「指揮者」のイメージの方が強いかもしれませんが、元来

紛れもなく、「天才」ピアニストです。「天才的」ではなく

「天才」です。天才ピアニストが天才作曲家のピアノ協奏曲を

自ら指揮をしながら、ソロ・ピアノパートを弾いています。

私は、実は、この演奏を聴いて、初めてピアノという楽器を見直したのです。

正直それまで、さほどピアノに関心がなかったのです。

アシュケナージのモーツァルトを聴いたら、録音ですが、あまりの

音の美しさに唖然としました。ピアノとはこれほどまでに美しい音が出るのか、

と驚嘆したのです。モーツァルトのピアノ協奏曲23番はアシュケナージで

最初に聴いたのが幸運でした。他にも色々なピアニストの演奏を聴きましたが

アシュケナージのこの録音ほど圧倒的に美しい演奏には、なかなか遭遇しません。

演奏をお聴き下さい。


モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488 から第一楽章



Mozart Piano Concerto in A major K.488 1st Movement



ブラームスの有名な言葉があります。
モーツァルトのピアノ協奏曲のような「本当の」音楽の素晴らしさは誰にでも分かる訳ではない。私たちごときの作曲がもてはやされるのは、そのおかげです

ブラームス自身、紛れもない天才なのですが・・・・。

同じCDに収録されている、ピアノ協奏曲27番。モーツァルト最後のピアノ協奏曲です。

この作品の第三楽章(終楽章)のテーマを元に数日後、「春への憧れ」という歌を

書いています。お聴きになるとすぐに分かります。


モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595 から第三楽章


Mozart Piano Concerto in B flat major K.595 3rd Movement



私は何度も、23番、27番を聴いていますが、聴き飽きることがありません。

これが本当に人間が創った音楽だろうか?と、思います。

気が遠くなるほど美しい作品です。

まだ、このCDをお持ちでは無い方には是非、お薦めします。

前述の通り、私は過去、何度もこのディスクをお薦めしています。

既にお持ちの方、久しぶりにもう一度お聴きになって下さい。

何度聴いても、どう考えても美しい。完璧な演奏というものは無い

とかなんとか、専門家にいわれそうですが、私には「完璧」に聞こえます。

それでは。

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