JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:民主「改選54議席」上回る勢い 自民、40台うかがう みんな、比例で健闘 参院選情勢本社調査(日本経済新聞 26日朝刊) 日本経済新聞社は7月11日投開票の参院選を前に世論調査を実施し、全国の支社・支局の取材も加えて序盤の情勢を探った。 ◆コメント:「自分がどの政党(候補)を支持するか」は、他人を真似て決めることではない。 特にインターネットを多くの人が使うようになり、新聞各紙の主な記事を簡単に読み比べることが可能となった。 朝日新聞:民主、過半数微妙 50議席台前半か 朝日新聞序盤調査(2010年6月26日5時4分) 新聞・テレビその他マス・メディアの報道内容は各社が独自に判断すべきである。 皆が、同時に同じ事をするのは不自然だが、それが日本では当たり前になっている。 選挙に限らず、内閣支持率の世論調査結果など、絶対に大手メディアが「打ち合わせ」をしている と考えるしかないほど、いつも同じタイミングで紙面に掲載され、テレビで流れる。 特に鳩山内閣末期支持率が20パーセントを割り込むときなど、 一つの記事を四社で集まって書き、多少、数字をいじって、全く同じ数字にならないようにして、 記事が全く同じ文章にならないように、表現を変えているだけではないか、と皮肉りたくなるほどだった。 多くのメディアが、本当に実施したのか分からない(実際に新聞社から電話で調査された経験が、 少なくとも私は、一度もないから、厳密に言えば、本当に世論調査を行ったのか検証できない) 「世論調査結果」を掲載したら、有権者の心理に影響を与えるに決まっている。 百歩譲って、普段の世論調査は兎も角、選挙の前にみだりに「○○党」が優勢だとか、劣勢だとかを 大々的に報ずるのは、問題である。 有権者の多くは、マニフェストなど詳細に点検せずに、 「鳩山前首相より、菅直人首相の方が、なんとなく、良さそうだ」 という程度の認識で脊髄反射的に、投票先を決める。ただでさえ、そういうレベルである。 それに加えて、日本人は、「他人と同じ事をしていれば安心」という心理と、それに基づいた行動様式が ある。 日本で、何かが「ブーム」になると、アッというまに広まるのは、正にこの行動様式による。 私は、英国駐在時にある大手メーカーの人と話したことがある。彼は、 「日本では、新商品を売るときに『ブーム』を創ることが出来たら、成功だ。 と言っていた。大変、尤もな観察だと感じた。 選挙に於ける投票行動は、本来、どの党がどれ程信頼出来るか、有権者一人一人が相当本気で勉強しないと、 決められない筈である。ところが実際には、そんなことをするのは余程の物好きである。 大多数にとっては、日本人の慣例として、 他人はどうするのか? を基準に投票先を決める。その際、今日のようなメディアのデータが影響を及ぼす。 だから、本来、メディアはこの類の情報を流すべきではない。 他人がどの政党を支持するか、は、何ら関係が無い。投票先は各自が勉強して 自由意思に基づいて決定するべきである。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年06月26日(金) 【音楽】楽しいです。ベルリン・フィル「ウィリアム・テル」「だったん人の踊り」「どろぼうかささぎ」等々(安永さんコンマス含む)
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