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JIROの独断的日記
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2009年06月26日(金) 【音楽】楽しいです。ベルリン・フィル「ウィリアム・テル」「だったん人の踊り」「どろぼうかささぎ」等々(安永さんコンマス含む)

◆今日はどの作曲家の誕生日とか命日とか、関係なく、ただ、楽しい音楽をYouTubeから探してきました。

昨日も音楽で、また、文句を言う人がいるかもしれませんが、金曜の夜というのは、面倒臭いことを考えたくないので、

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が楽しい曲を演奏しているのを、at randomにYouTubeから探してきました。

お断りしておきますが、私は「オーケストラを聴くからにはベルリン・フィルじゃなければいかん」などとは全く考えておりません。

最近、安永さんがコンマスをお辞めになり、樫本大進氏がコンマスの試用期間に入る(正式にコンマスになったわけではありません)

というので、どうしてもベルリン・フィルの映像を探してしまうのです。今まで音楽だけをご紹介していたときには、全然名前も知らない

オーケストラの演奏の方がむしろ多かったぐらいです。繰り返しますが、決してベルリン・フィルやウィーン・フィルだけがオーケストラでは

ありません。シカゴやクリーブランドや、コンセルトヘボウじゃなくて、名前を聞いたことの無い、しかし、上手なオーケストラは、

いくらでもあります。日本のオーケストラだって勿論立派なものですが、ただ、YouTubeにあんまり映像がないのですよ。

特にこういうポピュラー名曲は。それだけ。


◆カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団「ウィリアム・テル」序曲より「スイス軍の行進」

「ウィリアム・テル」ぐらい全曲載せられればいいのですが、カラヤンで、最初と、嵐の部分はあるけど、

「嵐の後の静けさ」がないのですよ。景気のいい、トランペット・ファンファーレで始まる、最後の部分をどうぞ。

1983年のジルベスター(大晦日)コンサートだそうです。


G. Rossini - William Tell Overture (Finale) - Karajan 1983





いいですねー。日本の「半可通クラシックファン」は死んでも「ウィリアム・テル」で「ブラボー!」なんて叫ばないだろうけど、

ベルリンの聴衆は素直に感動を表して良いですよね。

私はウィリアム・テルを聴くと、子供の頃、初めて生でこれを聴いて、胸がはち切れそうに興奮して、嬉しくなって、

それがきっかけでトランペットのレッスンを受けるようになった時の事を思い出して、何だか泣けて来るんです。

「ウィリアム・テル」で泣ける人ってあんまりいないだろうけど、ホントだからしょうがない。いまでも、胸が一杯になるんです。

また、「ウィリアム・テル」序曲であっても、そこに音楽が有る限り、それを最高に表現しようと全身全霊を注いでいる

カラヤンの指揮も懐かしくて、泣けてきます。


◆ボロディン:「だったん人の踊り」1993年、夏の恒例「ヴァルトビューネ」小澤征爾さん指揮。

これは、「ヴァルトビューネ・ロシアンナイト」というDVDになってます。安永さんはいないけど。

演奏開始後、1分ぐらいのところで、オーボエが吹く、切ないメロディーがたまりませんね。






いいですねえ・・・。


◆ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲。アバド指揮。安永さん、サブコン。

いきなり、小太鼓のロール(ザーッという連打)で始まります。よく見ると、小太鼓は左右に分かれて配置されています。この曲は、

そのように小太鼓を配置するのです。2拍子系で始まり、途中からはやい3拍子になります。演奏開始後3分ぐらいのトロンボーンが、カッコイイです。

ピッコロも活躍します。これ、生で聴くと分かりますが、ピッコロの音って、音域が高い所為もあって、ものすごく良く通ります。

フルート奏者が持ち替えするのですが、一種の専門職のようです。ベルリンフィル公式サイトで、

Vacant Position(空席。募集中、ということ)を見ると、

長いことPiccolo専門職が見つからないようです。尤もこれ、樫本氏のコンマス試用期間が決定したのに、

まだ、「第一コンサートマスター1名募集(去年から出ているのです。安永さんが退団を決めたときから)」となったままで、

更新していないので、以外と管理が杜撰(笑)かも。


アバドの指揮がとても良い。音楽の楽しさ素晴らしさを思い出させてくれます。

La gazza ladra rossini(ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲」)







ロッシーニの序曲をいくつか聴くと分かりますが、同じ音型を繰り返しながら、長い

クレッシェンドを経て、クライマックスに達します。ロッシーニ独特の手法なので、「ロッシーニ・クレッシェンド」と言います。

元気が出る音楽ですね。


◆アバドでもう一曲。お馴染み「カルメン前奏曲」

これは、説明要らないですね。これは安永さん、いませんが。


CARMEN Prelude by Bizet Berlin Philharmonic Abbado







こういう「ポピュラー名曲」でも、音楽の喜びに浸っているアバドの表情と、真剣そのもののベルリン・フィルを見るだけで

私は、余程人間が単純なのでしょうか。何だか、ジーンと熱いものがこみ上げてきます。


◆2008年ジルベスターコンサートより、ラトル指揮、ガーシュウィン「パリのアメリカ人」(コンマス安永さん)

ベルリン・フィルがこういうアメリカものをやることもたまにはあるんですね。

この曲では、コンマスのソロが何度も出てきます。

演奏開始後8分ぐらいから、トランペットがバラード調のソロを吹きます。ドイツのオーケストラは、

ロータリーバルブ式の横ラッパ(普通トランペットって縦でしょ?クラシック、特にドイツ系はこういう横ラッパが多いのです。

音色が違うと言いますが、聴いただけではなかなか分からないような気がしますが、横ラッパでこのアメリカ・アメリカしたソロを吹いているのが、

何だか面白い(この感覚はラッパを少しだけですがやったことがあるから感じるものだと思います。

別にロータリーバルブ式の横ラッパだろうが、普通のピストン式の縦ラッパであろうが、

その音楽がその箇所で、要求する音をだせれば、構いません)。



曲が10分で収まらないので、二つのファイルに分かれます。悪しからず。


Gershwin: American in Paris (I) (Rattle, Berlin Phil)







東洋人女性がヴィオラにいますが、多分、カラヤン・アカデミーという所で勉強中の学生さんだと思います。

たまに本番を経験させて貰えるらしいのです。


Gershwin: American in Paris (II) (Rattle, Berlin Phil)







どんな曲でも、その曲の魅力を極限まで引き出して、さらりと弾いてしまうベルリン・フィルは、

やはり、すごいですね。


全く、思いつきで色々並べましたが、お楽しみ頂けましたか?

皆様、どうか、良い週末をお過ごし下さい。

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