JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:大飯原発 近く全国初の検証結果(NHK 3月13日 23時49分) 福井県にある関西電力大飯原子力発電所の「ストレステスト」を検証してきた国の原子力安全委員会は、 ◆コメント:こういうのを日本語で「茶番」といいます。 NHKは公共放送なのに、大阪の民放、毎日放送のラジオ報道部「たね蒔きジャーナル」より、 「ストレステスト」は、原発の運転再開の判断の前提となっていて、 であり、更に実施するのが、絶対中立公正無私な機関ならばともかく、 ストレステストの評価をするのが、原子力安全・保安院だというのだから、 近く発表される、検証結果は、 大飯原発は安全です。再稼働しても構いません。 となるに決まっている(原子力安全・保安院は「原子力危険・不安院」と改称したらどうか)。 東電幹部と、この国の政府は狂っているのではないか。 福島原発事故がまだ収束していないどころか、4号炉の使用済み核燃料プールは補強されていない。 もう一度、大規模地震が起きたり、そうでなくても4号炉のプールに亀裂が入り、冷却水が漏れ出し、 膨大な量の核燃料が、自らの崩壊熱でメルトダウンを始めたら、今度こそ、もうどうしようもない。 近寄ることすらできなくなり、東京の住人も含めて3,000万人が避難しなければ(一体、それだけの人間が、 この狭い国のどこに避難するのかしらないが)ならない、という事態もありうる。 311では「想定外」で失敗したのであるから、 今度は考えたくなくても考え得る最悪の状況を想定するべきである。 福島だけでも、専門家が途方にくれているのに、まだ残りの原発を廃炉にするどころか 何とか、再稼働させようと、財界と政府と役所が一体となっている。 こいつらは、住民が二度と戻れないほどの放射能汚染を生み出してしまったことを 知っていて、まだ、この原発という危険な代物を使おうというのである。 地震が無くても、原発事故は起きる。チェルノブイリもスリーマイルも、 そして今日(3月13日)、2月に韓国の原発で、全電源喪失事故が起きていたことが 公表されている。 それでもまだ、原発を再稼働しようという人間は、魂を悪魔に売り渡したのではないか と言いたい。 また、こういうニュースが流れているのに、全然自分は無関係だと言わんばかりの世の人々が 私に取っては不気味に映る。尤も、原発に限らず人間の思考にはそういう傾向があるようだ。 6年前に、 「無思考」を「プラス思考」と称する欺瞞 という文章を書いた事を思いだした。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年03月13日(日) 地震関連情報(をまとめました。網羅的ではないのですが。)
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