JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:<パラリンピック>13日開幕 日本は42選手が参加(3月13日20時37分配信 毎日新聞) バンクーバー・パラリンピック第1日の12日(日本時間13日)、当地の屋内競技場「BCプレース」で開会式を行い、 ◆コメント:障害者だから「優遇せよ」とは言わないが、せめて「覚えている」べきだ。 バンクーバー・オリンピックが終わって、2週間ですが、オリンピックが終わる時、私は、 2010年02月27日(土) オリンピックの後には必ずパラリンピックがあることをお忘れなく。 (ココログ) 私など、元来スポーツをするのも見るのも好きじゃないですから、バンクーバー五輪もあまり真面目に見ませんでした。 パラリンピックだって同じスポーツで、特別に興味は無いから無理に見る「必要」はない。 しかし、人間は、想像力を働かせなければなりません。 障害を持っている人が、大分世間の理解が得られてきたとは言え、普段は、きっと肩身の狭いことや、 嫌な思いをすることがあるだろうと思います。 私はかつて、東京都内の某駅で、朝の通勤時に、一人の車椅子の男性を階段の上まで運ぶために、 一般客のエスカレーターの使用を一時的(5分ぐらいです)に禁止し、駅員が特殊な装置に車椅子を乗せて、 エスカレーターで運ぶ光景を見たことがあります。その車椅子の男性は、恐らく下半身は完全にマヒしているけれど、 上半身も知能も普通の人なのです。他の人に申し訳ない、と感じていたと思うのです。 ところが世の中にはひどい人がいるものですね。 階段を使うことを余儀なくされた中年サラリーマン(健常者)が、エスカレーターに向かって、 車椅子の奴がウロチョロするんじゃねえよ。邪魔なんだよ! と、怒鳴ったのです。 こういう人を私は「人間の屑」と見なします。 やはりね。人間、言って良いことと、いけないことがあるでしょ? あなたも私も、明日、車にはねられて、脊椎損傷し、以後、一生車椅子になるかも知れない。 頸椎のヤバいところが切れたら、四肢マヒです。首から下は一生、自分では動かせないし、何も感じない。 寝たきりになるんですよ。そうなる可能性は誰にでもある。 パラリンピックの選手の中にも、そのような理不尽な運命の仕打ちで障害を負っている人がいる。 そういう人が、多少、健常者から見ると無理をしているように見えるかも知れないけど、 スポーツを始め、あるいは続けて、パラリンピックに出る。 これは、偽善ではなく、私は尊敬します。 私だったら、絶対にヤケクソになって、周りに当たり散らす人間になるか、 自分の運命を呪いながら自殺すると思うのです。 しかし、パラリンピック出場者は、過酷な運命を真正面から受けとめている。 誰しも、「自分ならできるか?」と考えてみればいい。考えられない人は想像力が足りないのです。 或いは真剣に想像しようとしていないのです。 前述のとおり、「障害者が頑張っているから」といって、興味が無い競技を無理にみる「必要」はない。 ただ、そういう人々が今、バンクーバーで頑張っている、という認識は、誰もが持つべきです。 英語ですが、これがバンクーバ−・パラリンピックの公式サイトです。 Paralympic Winter Games 2010 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年03月13日(金) 【音楽】1845年3月13日、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲初演。ソネンバーグというひじょーに個性的なソリスト。
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