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2011年12月12日(月) |
3日続けて「大阪フィルハーモニー交響楽団」←大阪の人、どうでもいいの? |
◆「大阪クラシック」を教えて下さった方のコメント。
昨日、大フィルの「大阪クラシック」を教えて下さった、
弊ブログ読者のお一人、take-5さんから、コメント引用のお許しを得たので、
まず、ご紹介させて頂く。
これは、
<大阪フィルハーモニー>橋下氏「補助金見直し」に危機感←大フィルは大阪だけのものではない。/ドヴォルザーク「コントラバス協奏曲」: JIROの独断的日記ココログ版
に、寄せられたコメントである。
お久しぶりです。以前大阪に住んでいたので、こうしたニュースには敏感です。
シンプルな考え方として、引用記事文中の「60年間の経営の累積赤字が6400万円」という数字が果たして本当に「悪い数字」と言えるか、甚だ疑問です。
もっと短期で、もっと高額の赤字を計上し、赤字をカバーするに相応しい社会的役割も果たしていない公共事業が山ほどあると思います。
大フィルはむしろ、「健闘している」と評価すべきかと。
そして、補助金に胡座をかいてのうのうと活動しているオーケストラでも決してないと思います。
具体例として、大フィルは毎年9月初旬に「大阪クラシック」というイベントを行っています。
「コンサート・ホールに普段行けない人達に音楽を」という趣旨で、一週間かけて飲食店・企業のロビー・駅・弁護士会館・市役所などで計60公演以上のコンサートを行うのです。
この間の出演者は指揮者も含めて全てボランティア。
入場料も、無料か500円程度の公演が殆どとなっています。
赤ちゃんから高齢者の方々までが同じ空間で、大フィル団員によるベートーベンやラヴェルやバルトークの弦楽四重奏に聴き入るという光景が随所に見られます。
初年度(2006年)の最終公演は、大阪市役所の玄関ホールでチャイコフスキーの「交響曲第四番」全曲が演奏されたのですが、隣にいた高校生の男の子二人組は感動の涙を流していました。
オーケストラは単なる私企業ではないことは明らかで、大フィルの団員もそのことを自覚して、プロの演奏家として日々奮闘しています。
橋下市長のもとでも、また市役所の玄関ホールに交響曲が鳴り響く日が来ることを信じたいです。
take-5 | 2011.12.11 08:51
全く同感である。
しかし、大阪クラシックを聞ける大阪の人々は、これがどれほど有難いことか、
分かっているのだろうか?
地方にお住まいの方から、よく、
東京には、オーケストラが沢山あるし、外来公演も多い。室内楽や、リサイタルなども数え切れない。良いですね。
と言われるが、実はそう簡単では無い。オーケストラ・コンサートの会場となるホールは、随分増えたが、
私の個人的な話をすると、どれもこれも、「よくぞ、これほど行き難い所にばかり、建ててくれました」という場所にあるし、
まして、18時半開場、19時開演に間に合わせるのは、平日は不可能であることが多い。
take-5さんのコメントから抜萃させて頂くが、
「コンサート・ホールに普段行けない人達に音楽を」という趣旨で、一週間かけて飲食店・企業のロビー・駅・弁護士会館・市役所などで計60公演以上のコンサートを行うのです。
これは、正直、心底羨ましい。東京には、日本オーケストラ連盟の正会員が8団体、準会員が2団体あるが、
「大阪クラシック」に相当する催しは、存在しない。
東京は恵まれているように見えるだろうが、コンサート、リサイタルは無数に行われているにも関わらず
行けない、というのは、却って辛いものだ。
大阪の人々はオーケストラが自分達の所に来てくれるという。
どれほど恵まれているか、多分分かっていないのではないか、と思う。
◆「星空コンサート」
「大阪クラシック」だけでも羨ましいが、take-5さんのお話では、
「星空コンサート」という屋外コンサートがあるという。
大フィルのボランティア活動としてもう一つ挙げるべきは、毎年4月下旬に行う「星空コンサート」ですかね。
大阪府を代表するオーケストラが、大阪府を代表する文化財の前(大阪城公園)で、オーケストラの音楽監督の指揮で野外コンサートをする、という企画です。
天候にもよりますが毎年、一万人近くの聴衆を動員しています。
東京で言えば、東京都交響楽団がエリアフ・インバルの指揮で代々木公園で野外コンサートをするようなものでしょうか。
これは、ベルリン・フィルのヴァルトビューネによく似ている。
日本でこのようなことが行われているのを、私は知らなかった。
メディアが取りあげたのを見たことがない(東京で、少なくとも私は)。kg
映像があった。2つほど貼ろう。
神崎悠実さんのソロで、チゴイネル・ワイゼン。
大阪フィル星空コンサート2006 9-5
見事ですね。
もう一つ、そもそも「星空コンサート」を提案した音楽監督、大植英次氏のコメントと
後半は、バーンスタイン、「キャンディード」序曲。
大阪フィル星空コンサート2006 9-1
人間、勝手なもので、有難いことでも、毎年普通に行われていると、その有り難さが
分からなくなるのだろう。
星空コンサートを楽しんだ聴衆は1万人だそうだ。今までの延べ人数は
大変な数だろうに、大阪府知事や大阪市長が大フィルへの補助金をカットしたり、
減らしても誰も何も言わなかったのであろうか。
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