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JIROの独断的日記
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2011年06月22日(水) 「猛暑で電力需要急増 東電の想定超す4129万キロワット」←まだ余裕があるだろ?

◆記事:猛暑で電力需要急増 東電の想定超す4129万キロワット--昨年との比較では1割以上減(日経電子版)(2011/6/22 21:44)

夏至の22日、日本列島は高気圧に覆われ、群馬県館林市で36.5度を観測するなど、

気温35度以上の「猛暑日」を全国13地点でこの夏初めて観測した。

東京電力管内で同日の電力需要が4129万キロワットと東日本大震災以降で初めて4000万キロワットを超えたほか、

各地で電力需要が急増した。猛暑下で電力消費のバランスをどう取るか、利用者を巻き込んだ「神経戦」が始まった。

供給力は十分確保しているが、想定需要を140万キロワット上回った。

昨年は東京で6月最初の真夏日だった16日(最高気温30.3度)のピーク需要は4665万キロワット。

それに比べれば1割以上需要は少なく、「節電の効果が出ている」(東電)と分析している。

気象庁によると、各地の最高気温は

伊勢崎(群馬)36.2度、熊谷(埼玉)35.5度、静岡35.3度、東京都心31.9度などで軒並み今年最高となった。

被災地でも塩釜(宮城)で6月としては観測史上最高の33.0度を記録、仙台で32.7度、釜石(岩手)で32.3度まで気温が上がった。

東電は22日朝の時点で電力需要ピークを3990万キロワット(午後2〜3時)と見込んでいたが、

内陸部は想定以上に気温が上昇。ただ、22日の供給力を4730万キロワットとしていたため、

供給予備率は約15%となり、安定供給に必要な8〜10%を上回った。


◆コメント:日本経済新聞記者の神経を疑う、「神経戦が始まった」とは何事だ。こっちは客だぞ。

新聞記者が職場に取材に来たことが何度もあるが、実に態度が悪い。

何も勉強してこないで、どうしてあれほど偉そうなのか、と思うが、

うっかり怒らせると、こちらが言ってもいないことをでっち上げて悪く書くので、

一応、みんな心の中では舌をだしても、表面上は丁寧に応対する。


そういう環境で育つから、余程聡明な新聞記者以外は、アホなクセに威張っている。

テレビの方がまだ、ましである。特に生放送の場合、こちらが本気で頭にきたら、

放送中に「放送禁止用語」をデカい声で連発したら、ディレクターやらプロデューサーは始末書なので、

堅気よりはガラが悪いが、ブンヤ(新聞屋=新聞記者の蔑称)よりはマシだ。


日経とか朝日の記者など小僧のくせに「ジャーナリスト」気取りで、

この記事を書いた奴も名文を書いたつもりかも知れない。しかし、なってない。

猛暑下で電力消費のバランスをどう取るか、利用者を巻き込んだ「神経戦」が始まった。

神経「戦」とは何事か。

そもそも、昨年の猛暑の経験から、今年、仮に東日本大震災が無かったとしても、

東京電力管内の発電所がいくつか故障しても、十分な電力供給を確保すべく、

企画を立てて実行する時間は、あった筈だ。それをしていなかった上に、

本当かどうか(その点に関しては後述する)しらないが、福島原発が稼働していないから、

電力供給力が、落ちているのは、利用者=東京電力の顧客には関係の無いことだ。


お客である我々が、東京電力と「戦う」必要はない。

タダでさえ東京電力の言い分によれば、原発が動いていないから電気が足りない。

これは東電の責任だ。それに加えて、原発分を火力で賄っているが、原油や液化天然ガスの

輸入価格上昇を理由に東京電力は六ヶ月連続で電気料金を引き上げる。
◆記事:東電、8月の電気料金も値上げ…6か月連続(読売新聞 6月21日(火)5時10分配信)

東京電力は、8月分の標準家庭の電気料金を7月分より100円近く高い月額6683円前後に引き上げる。

原油や液化天然ガス(LNG)の輸入価格が上昇しているためで、値上げは6か月連続。

他の電力各社や都市ガス各社も同様に値上げする見通しだ。

東京ガスも、8月分は東京地区で55円弱値上げし、月額5210円前後になる見通しだ。

東京ガスは5か月連続の値上げとなる。

電気・ガス料金の調整制度は、対象月の3〜5か月前のLNGや原油などの輸入価格の変動額を、

各電力会社の燃料の構成比に基づいて価格に反映させる仕組み。

福島原発が壊れ、今まで無かったほどの放射性物質が、風に乗って世界中に飛んでいる。

1号機の核燃料は圧力容器も格納容器も壊れ、原子炉建屋の床のコンクリートを

溶かし、地面に沈んで、地下水を汚染しているはずだが、その後、どうなったのか、報告が無い。

また、その他の原子炉の核燃料を冷却するために用いて、放射性物質で汚染された膨大な量の水が、

米・キャリオン社と仏・アレバ社、共同の装置で浄化されるはずだったのが、上手く稼働しない。

「稼働しない」では済まない。少なくとも仏・アレバ社は、水1トンの処理に2億円を要求している。

「動かない」ではない。何としても動かし、予定通り水の放射性物質を濾過させろ。

このままでは、ものすごい量の汚染水を捨てることが出来ない。


◆真夏日ですら電力使用率は80%。余裕があるはずだ。

日経の記事は、言葉でゴチャゴチャ書くから分かりにくい。

要するに、311以降、東京電力管内の電力需要が4,000万キロワットを超えたというのだが、

今年初めて全国各地で真夏日となったのであるから、当たり前だ。東京で約32度。

群馬県館林市で約36度。今日、エアコンを使わなかったら死んでしまうほど暑かった。

311以降最大の電力需要になるのは、当然である。しかし、このグラフを見ると、










これほど暑い日でも供給能力の限界に対して余裕がある。

この分だと、7月、8月と去年並の猛暑になりそうな気がする。

そうなったら、電力会社の事情を考慮して、エアコンの稼働を止めるなどと

とても約束できない。そもそも電力供給力の不足が生じるとすれば、

それは東京電力の所為なのだから、毎月料金を引き上げられても、文句を言わずに

電気料金を支払っている利用者の電力需要を賄えるように、あらゆる手段を使え。

運転休止中の火力発電所で動かせるところがもっとあるはずだ。


日本人は素直過ぎる。

政府が節電の為にエアコンより扇風機と言えば本当に扇風機を買うし、

エアコンの設定温度を上げろと言われれば、また、その通りにする。

被災地では、がれきやら、まだ身許不明のご遺体や、魚の死骸などが腐敗して、

ものすごい悪臭と、ハエに悩まされているというのに、

酪農家が絶望のあまり、自殺したというのに、

政治家達は、地震があったことをわすれているのではないか?と

嫌味を言いたくなるほど、被災地対策・支援とは関係のない政局にかけずり回っている。

今日、枝野官房長官と自民党の石原伸晃が、国会内で何かを話している様子が

テレビに映ったが、クールビズとは言え、全然暑そうな様子では無かった。

エアコンの設定温度を国民に要求するのと同じぐらいにしていたら、暑くて汗をかくはずだ。

国会内は、昨年までと同じく、ギンギンに冷やしているに違い無い。

それでも、日本人は辛抱強く、クーデターなど起こさない。

それを知っているから、政治家連中は安心して、被災地を放っておいて、

国会の会期延長に奔走して1日を終えた。

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