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JIROの独断的日記
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2004年06月22日(火) 「イラク戦争は今でも正しいと思っている」(小泉首相) そうですか。それでは伺いますが・・・。

◆記事1:昨年(2003年)3月20日、アメリカがイラクに対して武力行使を開始したときの首相談話要旨

政府が20日午後発表した小泉純一郎首相の談話の要旨は次の通り。

 我が国は一貫してイラクの大量破壊兵器問題について、国際協調のもと平和的解決を目指し独自の外交努力を続けてきた。しかしイラクは12年間にわたり、17本の国連安保理決議に違反し続けた。国際社会が与えた平和的解決の機会を生かそうとせず、最後の最後まで国際社会の努力に応えようとしなかった。

このような認識のもと、我が国自身の国益を踏まえ、かつ国際社会の責任ある一員として、我が国の同盟国である米国をはじめとする国々によるこの度のイラクに対する武力行使を支持する。


◆記事2:<イラク>大量破壊兵器の捜索指揮したCIA特別顧問が辞任

 

【ワシントン中島哲夫】米中央情報局(CIA)のテネット長官は23日、イラクの大量破壊兵器捜索を指揮してきたCIA特別顧問、デビッド・ケイ氏が辞任したと発表した。

 ケイ氏は同日、ロイター通信に対して「イラクは湾岸戦争(91年)の後、生物・化学兵器の大規模生産を再開せず、大量の備蓄はなかった」との判断を示した。イラクでの大量破壊兵器の米側捜索責任者が大量の備蓄の可能性を否定したことで、ブッシュ政権がイラク戦争前、フセイン政権打倒の大義名分として主張した「大量破壊兵器の差し迫った脅威」は、存在しなかったことがほぼ確実になった。

 辞任発表後、ケイ氏はロイター通信との電話インタビューで、(1)湾岸戦争終結時点で存在した生物・化学兵器は、国連の査察とイラクの独自対応を通じて廃棄された(2)これらの兵器の大規模な生産をイラクが再開しなかったことを示している(3)90年代中ごろ以降、これらの兵器の大規模な備蓄は存在しなかった――との趣旨を明言した。 [2004年1月24日16時24分更新](毎日新聞)


◆昨日(6月21日)日本記者クラブ主催の党首討論での発言。

小泉首相:「米国支持は、正しい選択だった。(多国籍軍参加について)私は十分説明していると思っている。


◆コメント:小泉内閣総理大臣は合理的な思考が出来ない。

私は、何も難しいことを言っているわけでもないし、屁理屈をこね回しているわけではない。ただ、論理的、客観的に、歴史的事実を元に考えるのみである。

アメリカはイラクが大量破壊兵器を持っているから、これを破壊するために、イラクを攻撃するのだといった(本当はその理由も、国連憲章では許されていない)。

小泉首相は、大量破壊兵器を破壊するために行われるアメリカの武力行使を支持する、と言った。

今年1月、大量破壊兵器捜索の第一線にいたCIA特別顧問は、辞任して、ロイター通信に対して「90年代中ごろ以降、これらの兵器の大規模な備蓄は(イラクに)存在しなかった」と述べている。

最早、日本はアメリカを支持する根拠は、客観的に判断して、存在しない。

それにもかかわらず、小泉内閣総理大臣は、「アメリカを支持したことは今でも正しいと思っている」そうだ。

この男はバカに相違ない。


挙句に多国籍軍に参加して人道支援活動だけ行う、という。

これは、ユニフォームを着て、野球の試合に加わって、ショートか、サードかどこでもいいが、ポジションを与えられて、球が飛んできても、ただ座ってみています、というようなものだ。こういうのを「たわ言」というのだ。

多国籍軍に参加して、イラクの混乱した治安を鎮圧するのは、たとえ弾を撃たなくても、「武力による威嚇」に相当し、それは、いうまでも無く日本国憲法第9条に違反するのである。許してはいけないのである。

いい加減にしろよ、小泉。お前、頭悪いな!
しかし、同時に、この馬鹿の率いる政党が、公明党との連立で絶対安定多数を衆議院で確保してしまった責任は、他ならぬ我々有権者にあることを反省すべきだろう。同じ悪夢が参議院選挙で繰り返されるのだろうか。


2003年06月22日(日) ウィンブルドン・パーク・ロード

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