JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆6月15日がグリーグ(1843〜1907)の誕生日でした。 ノルウェーの作曲家、エドヴァルト・グリーグです。 ◆学校の「音楽」の授業で「ペールギュント」を聴いたことがありませんか? 私の頃には多分、東京公立中学、「音楽」の学習指導要領だかなんだか、 カラヤン=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 グリーグ::ペール・ギュント です。ペールギュントには第一組曲と第二組曲があります。 敢えて、良く知られている第一組曲から3曲を載せます。 グリーグ:ペールギュント 第1組曲「朝」 Peer Gynt Suite No. 1, Op. 46_ I. Morning Mood はじめに、フルートとオーボエで提示される旋律を繰り返しているだけなのですが、 オーケストレーションの妙、でしょうか。飽きません。 「オーゼの死」は美しいけど、今日はとばします。 続いて、神秘的な雰囲気の漂う「アニトラの踊り」。 「アニトラの踊り」 Peer Gynt Suite No. 1, Op. 46_ III. Anitra's Dance 旋律は主に弓で弾いているのですが、伴奏はピチカート(指で弦をはじく)にしたり、 或いは、旋律自体をピチカートにして、その組み合わせが上手です。 第一組曲の最後「山の魔王の宮殿にて」 「山の魔王の宮殿にて」 Peer Gynt Suite No. 1, Op. 46_ IV. In the Hall of the Mountain King これも同じ事の繰り返しなのですが、人間は同じメロディやリズムの反復を聴くと だんだん、興奮してきます(「ボレロ」が極致ですね)。それを利用して、なおかつ 曲の冒頭から終わりに向かって、長いアッチェレランド(「段々テンポをあげて」の意)とクレッシェンド になっているので、聴衆は、 「な、何が起きるのだ?」 という気分になります。 どんどん煽る様にテンポを上げ、楽器を増やし、最後は打楽器を加えて、一発決めます。 上手いと思います。 ◆グリークはピアノ曲も多いのです。 お馴染みのオーケストラ曲を先におきかせしましたが、 グリーグ:抒情小曲集 から。キリがないので、各巻から少しだけ。 グリーグ:叙情小曲集 第1巻 作品12 アリエッタ Grieg: Lyric Pieces Arietta グリーグ:叙情小曲集 第1巻 作品12 妖精の踊り Grieg: Lyric Pieces Fairy Dance グリーグ:叙情小曲集 第3巻 作品43 小鳥 Grieg: Lyric Pieces Little Bird グリーグ:叙情小曲集 第5巻 作品54 小人の行進 Grieg: Lyric Pieces March of the Dwarfs 今日の最後ですが、叙情小曲集で最も有名な1曲かもしれません。 グリーグ:叙情小曲集 第8巻 作品65 トロルドハウゲンの婚礼の日 Grieg: Lyric Pieces Wedding-day at Trodhaugen という訳で、グリーグでした。 有名なピアノ協奏曲はまた、いずれ。 因みに、今年生誕200年の、フランツ・リストは、グリーグのピアノ協奏曲をいきなり初見で すさまじいテクニックで弾き、グリーグを唖然とさせたそうです。 それでは。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします
2010年06月16日(水) 「ドコモ、KDDIを提訴=「解約金」条項は違法―携帯契約めぐり市民団体・京都地裁」←解約より、契約時の問題の方が深刻です。
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