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| 2011年05月12日(木) |
【ビデオニュースドットコム】スペシャルリポート (2011年05月12日) 福島1号機、小出助教の所見。 |
◆【videonews.com】 スペシャルリポート (2011年05月12日)
空焚き1号機は溶融した核燃料が圧力容器の外に 小出裕章・京都大学原子炉実験所助教に聞く
福島第1原子力発電所1号機の圧力容器内部が
空焚き状態になっていることが明らかになったことで、
これまでもっとも状態が良いとされてきた1号機の現状認識を
根底から変えなければならない事態に陥っている。
東京電力は12日、福島第1原発1号機の圧力容器内に、
ほとんど水がたまっていないことがわかったと発表した。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、これまで1万トンあまりの水を注いできた1号機の圧力容器に
ほとんど水がたまっていないことから、「圧力容器の底に大きな穴が開いている」との見方を示した上で、
1号機の核燃料は完全に溶融し、崩落していることはまちがいないと指摘した。
ビデオニュース・ドットコムの電話インタビューに答えた。
小出氏はまた、空焚き状態が続いていたにもかかわらず
1号機の圧力容器の温度が100〜120度と比較的低い温度に保たれていることから、
溶融して圧力容器の底にたまった核燃料が、既に圧力容器の底を突き破り、
格納容器の底にたまっている可能性が高いことを指摘する。
「もしそうだとすれば、われわれが注視しなければならないのは、
格納容器の底部の温度ということになる
。圧力容器には核燃料が残っていない可能性が高いのだから、圧力容器の温度をチェックしても意味がない」
と小出氏は語った。
その上で小出氏は、核燃料が格納容器の底にわずかに溜まった水の中に
「あんパン状態」で沈んでいるか、もしくは更にその外側に溶けて
漏れ出している可能性も否定できないとの見方を示す。
これにより外部への放射能漏れは更に深刻化する可能性が高いが、
もはや圧力容器にも格納容器にもほとんど水が入っていないことから、
これまで小出氏が「最悪の事態」として恐れてきた水蒸気爆発は、
結果的に避けられたのではないかと言う。
更に小出氏は、東京電力は一旦発表したデータを訂正してまで55%だと明言してきた
1号機の燃料の損傷が、全くの嘘だったとすれば、
「これまでわれわれは東電の発表するデータを信用して、
それを元に原子炉の状態を判断してきた。そのデータが間違っているとなると、
今原子炉がどのような状態にあるのか全くわからない」と語り、
東電の不正確な情報公開への怒りをあらわにした。
− インタビューアー・神保哲生(ビデオニュース・ドットコム)
◆コメント:小出助教の説明と神保氏の記事で殆ど補足することはないのですが。
小出助教が怒るのも、無理はないですね。
「今の福島原発1号機の状態について」所見を求められた場合、
東電が公表した事実、データに基づく訳ですが、いつも、発表してから暫くすると、
あれは、間違いでした。
を繰り返す。本当かどうか分からないデータを元にして、コメントを述べる気にならない、と。
それでも、小出助教はよく我慢していると思います。
映像と音声で分かる通り、小出助教が一番心配していたのは、
圧力容器内の燃料棒の大部分が、自ら発する熱で一挙に崩れ落ちて、圧力容器か、
格納容器の底に溜まっている水に落下したら、燃料棒は非常な高温なので、
水が沸騰して水蒸気となり、その圧力で、圧力容器、格納容器も吹っ飛び、
燃料棒自体も崩壊して、放射性物質がいままでとは比べものにならない位に飛散して、
福島第一原発から700�匏�内の人は避難しなければならない、というぐらい、破滅的な
状況に陥ることでした。それは、圧力容器内に水が残っているのが前提でした。
ちょっと前まである程度の水位は保っている、との話だったのに、
今日の東京電力の発表は、
圧力容器の水は殆ど残っていないことが判明した。
というのですから、燃料棒は全く冷却されずに溶融してしまったことは明らか。
さらに、水がないのならば、水蒸気爆発など、起きる筈がない。
それは「最悪のシナリオ」が起きない、ということで結果論としては、
ひとまず、安心なのですが、
東電が、事実を隠さず公表してくれなければ、今後の予想など意味がない。
と、小出助教は、バカバカしくて、怒る気力も失せた、という意味のことを言っています。
誠にご尤も。東電の隠蔽体質は以前から有名だったそうですが、
東日本大震災後の対応で国民周知のことになりました。
場合によっては北海道から本州の殆どの国民が被曝するかどうか
という話なのですから、「最初から」「真実を」「できるだけ早く」公表して頂きたい。
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