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2011年05月02日(月) |
【書評】隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ(小出 裕章 著) |
◆真の科学者の良心と勇気。
小出裕章京都大学原子炉研究所助教の著書、
「隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ」は、今年の1月に出版された本であるが、
小出先生の「原子力発電は止めるべきだ」との結論は、何と40年前からの首尾一貫した主張である。
小出裕章氏は、元々原子力は平和利用すれば素晴らしいものではないか、
と考えて原子力を研究する学問を志したにもかかわらず、
1970年10月23日、女川原発建設反対集会に参加したときの住民の素朴な疑問、即ち
仙台に電力を供給する原子力発電所が本当に安全ならば、何故仙台近郊に建設しないのか?
との問いを考えた結果、
「原子力発電所は都会では引き受けられないリスクを持っている」
との答えしか得られなかった。
それ以降小出先生は、原子力を学問的に研究する人として、敢えて国策とは正反対の、
「原子力を推進すべきでは無い」という主張を40年間訴え続けた。
それは真理を追究する本当の科学者が良心に基づき選んだ、最も勇気ある行動だった。
その声を国や国民はまともに聞かなかった。
今からでも遅くは無い。国民必読の書と行っても過言では無いが、
ビデオ・ニュース・ドットコムのインタビューで、
「自分は福島第一原発の事故を防げなかった。」と辛そうに仰有る小出先生の胸中は、察するに余りある。
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