JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆最近、気力・体力が衰えまして・・・。 以前のように毎日、義憤を以て天下国家を論ずる「気合い」がありません。 ◆昨日、「白鳥の湖」で取りあげた「ナポリの踊り」について。 昨日の記事。 【音楽】世の中知らないことばかり。「白鳥の湖」のコンマス・ソロ。他。(ココログ) で、第三幕の「ナポリの踊り」を載せました。 この曲は本来、トランペットと吹き方は同じなのですが、トランペットではなく もっと柔らかい音色をもつ、コルネットという楽器で演奏するように、 チャイコフスキーが指定している、と書きました。 昨日ご紹介したCDでは、トランペットで吹いており、しかも音が堅いのです。 細かい話ですが、どうも気になります。 ずっと前にご紹介したことがあるのですが、 アメリカのレナード・スラットキンという今では有名になった指揮者が、 30年前(1981年)ミネソタ交響楽団の指揮者をしていた頃に録音した、 「くるみ割り人形」と「白鳥の湖」の抜萃があります。 今でも、輸入盤を買えます。Nutcracker & Swan Lake Suiteです。 ここで、チャーリー・シュレーターというトランペット奏者が 「ナポリの踊り」をコルネットで演奏しています。 スラットキンのテンポが私の好みでは、少し遅すぎるのですが、 コルネット・ソロ自体は非常に見事です。それをお聴き下さい。 チャイコフスキー:「白鳥の湖」から「ナポリの踊り」 Swan Lake Suite Napolitan Dance 実に美しい演奏で、あたかもナポリの青い空、白い雲、燦々たる陽光が 目に浮かぶようです。これが上手な演奏です。 余談ですが、チャーリー・シュレーター氏は、後に小澤征爾さんが 音楽監督になった頃、ボストン交響楽団の首席トランペット奏者でした。 ところが、小澤さんはそのころフィリップスというレーベルに次々に マーラーの交響曲を録音していて、マーラーではトランペットが大変重要ですが、 小澤さんのイメージではもっと「暗い」トランペットの音色が欲しくて、 チャーリー・シュレーターとは確執があったようです。 その詳細が「コンサートは始まる―小澤征爾とボストン交響楽団」という本に書かれています。 もし、ご興味があったら、ご一読をおすすめします。 それでは、皆様、良い一週間になりますように。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2010年02月20日(土) 「公共施設の全面禁煙通知へ=飲食店や娯楽施設も−厚労省」←ここまで言うのなら、煙草の製造・販売を禁止すれば良い。
JIRO
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